M4 Mac mini の周辺整備
先月(2024年11月)、M4プロセッサ搭載のMac miniを発売と同時に購入。
初期コストを極力抑えて周辺機器を揃え、これまで使ってきた Macbook Air 11インチの2014年モデル との併用についても、先月noteに投稿しました。
本稿はその後のことを書き記します。
UPS(無停電電源装置)
ここ10年以上、我が家のPCは家族分も含めノート型でした。
それゆえ、もし突然の停電が起こっても作業中のデータが飛んだり、システムそのものを壊す心配はありませんでした。
しかしMac miniはバッテリーを持たず(小型軽量低価格にも寄与?)、その上このM4バージョンは電源ボタンを底面に配置して「常時電源ONで使え」という設計です。つまり24時間365日、AC電源が安定供給されていることが大前提で、それはユーザーが担保しろと。
迂闊にもこういうことはMac mini本体が届いてから気がつきました。
また、Apple Storeで注文してから本体が届くまで、Mac miniに関するネット記事とかいくつも読んだのですが、UPSに関しては目に留まりませんでした。デスクトップPCなんだから当然ということか、はたまた無頓着なのか。
とりあえずの停電対策として、車中泊用に購入したポータブルバッテリーのAC出力に接続して使ってみたのですが、DCに変換して蓄電した電気をACに再度変換して出力するためか、Mac miniを使っていないときも断続的にバッテリーのファンが回り、耳障りなのでやめました。そもそもポータブルバッテリーのあるべき使い方ではないし、UPSの導入を決意しました。
以前から我が家には液晶テレビ用に導入したCyberPowerのUPS、Backup CRシリーズがあります。テレビにUSB接続したハードディスクの録画・再生中に停電してディスクがクラッシュするのを防ぐためです。
Mac miniもそれに繋げられれば良いのですが別の部屋なので、同社でもっとシンプルなものがないか探したら、(巨大な)テーブルタップ型のBackup BRシリーズがあり、AmazonのBlack Fridayセールで約3割引とタイミングも良かったので即決しました。
早速届いたUPSは、写真のようにMac mini本体よりはるかに大きく、主役より脇役の方がゴツいのは個人的に好まんのですが、UPSは部屋の奥の目立たぬ場所に安置しました。
UPSの筐体にはpowerインジケーターしか表示するものはありませんが、Mac miniにUSB接続し、専用アプリを用いることで下の写真のように各種情報が得られます。またMacOS側の設定で、UPS側のバッテリー残量が一定以下になったら自動的にシャットダウンするよう設定できるので、不在中や就寝中に停電しても安心な環境を作れました。
Bluetoothイヤホン
これまでMacやiPhoneからの音楽や動画の音声出力は、先代のiPhone(6S)を購入したときについてきた有線イヤホンで聴いてきました。Apple純正品でマイクもついており、手元で音楽や動画の再生・停止・スキップ、音量の増減、電話の着信対応もできるので何の不自由もなく使用してきました。
しかしMac miniを常用するようになると不便が生じました。本体をモニターの後方に半ば隠すように置いてあるので、イヤホンのケーブルの抜き差しに一手間かかることと、着座位置と本体の距離が離れたので身動きに制限が生じることです。
これを解消すべく、Black Friday期間中にBluetoothイヤホンも物色。
用途を満たす手頃なものとして、次の製品を入手しました。
せっかく買う以上はMac miniだけでなくiPhoneにも接続し、通勤時にも使えるよう、耳穴を塞がないタイプを選択。
音質・音量には満足していますが、左右それぞれのイヤホンをタッチ(1回、連続)することでできるはずの音量の増減や再生・停止が思うに任せず(コツがつかめず)、結局本体側で調整している現状。有線のときは仕事帰りで使うときにケーブルがこんがらがって、時に職場のエレベーターホールでよりを解くような醜態を晒していましたが、それが解消したのは有難いところ。
あと1つの利点は、前の投稿(M4 Mac mini 導入とMacBook AirのKVM的運用)で紹介した、MacBook AirをMac miniの入出力端末として使う場合。
これはMacOSの「画面共有」機能により実現していますが、文字どおり「画面」の共有であり、音声はMac miniから出てしまいます。この音声をBluetoothでイヤホンに飛ばすことで、MacBook Airの前にいる自分が、Mac miniからの画像も音声も受けられるようになりました。ただし、音量の上げ下げをしたいときは、MacBook Airのキーボードの音量キーを押しても全く反応しない(Airは音声に全く関与していない!)ので、Airのディスプレイに表示されているMac miniの画面から調整する必要があるのが要注意。