効果を期待せず無心でやる時に最大の効果が得られる
水曜日夜はオンライン体操教室は縄田理恵子さんのフェルデンクライスのレッスンでした。
今回はフェルデンクライスのレッスンに参加して体験して思ったこと・感じた2つのことをシェアします。
1、感じる力を取り戻し、自分で身体の面倒を見れるようになる
フェルデンクライスでは、小さく繊細な動きをゆっくり行います。
普通は可動域も大きくたくさん動けば良しとされる体操が多いですが、フェルデンクライスでは逆に小さくゆっくり動けば動くほど効果も上がるそうです。
実際に動いみて、身体の奥から解れていく感覚、身体の繊細な繋がりを感じることができました。
フェルデンクライスのこのような繊細な動きを丁寧にやっていけば、
「ここまで動いても大丈夫だな」、「これは身体が喜んでいる動きだな」、「この動きをやると痛めそうだな」
といったことが自分で判断ができるようになると思いました。
まさにこのオンライン体操教室の目的でもある身体感覚を取り戻して、自分で自分の身体の面倒を見れるようになるということを実現出来るレッスンだと思います。
2、目的や効果を求めずやることで可能性が拡がる
もう一つ印象的だったのは、最初に体操の目的や効果をあえて言わないこと。
今回の体操は、腰痛や肩こりにとても効果のある体操だったそうです。
実際に僕も腰や肩・首がほぐれてとても楽になりました。
参加者の中には歯の噛み合わせが悪いという方が、噛み合わせが揃ったという人もいらっしゃいました。
でも始めにあえてそのような効果を伝えない。
その理由は、この体操が腰痛や肩こりに効くと先に伝えてしまうと、意識が腰や肩ばっかりに向かい、普段の習慣的なやり方で動いてしまい、効果が薄れる可能性があるから。
私たちの身体が変化する為には、いつものやり方ではない新しいやり方で動く必要があります。
とても理にかなった理由だと思いました。
ですが、この何が起こるか分からないけどまずやってみよう!というスタートラインに立てるかどうか。
「これをやってなんの効果があるの?」「どういう意味があるの?」
何かにつけて私たちはそんなふうに考える習慣がついています。
仕事では、目的や効率化などを考える必要がありますが、そのモードから一旦離れてみる。
誰しも大好きなことをやる時は、いちいち目的や効果を考えてやるわけではないですよね。
好きだから、ただやる。
そんなふうに効果を期待せず、ただ無心になって行為そのものに集中している時に、私たちの心身は解放され、パフォーマンスは最大化します。
好奇心を持ってフェルデンクライスのレッスンに臨めるかどうか?
それだけで、痛みの改善、日常動作改善・パフォーマンス向上など身体に色々な恩恵を受けられるので、是非一度体験してみて頂きたいです。
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