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空気線図の見かた(2)
前回に引き続き、空気線図について説明します。
水蒸気(気体)と水(液体)
空気中の水蒸気は、空気分子の中に水蒸気分子が漂っているということを説明しました。
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この図では水蒸気分子は、お互いを気にせず自由に飛び回っているように書いていますが、分子と分子の間にはお互いに引っ張り合う力(分子間力)が存在します。
自由に動き回りたいという力と、お互いに手をつなごうとする力の2つがあります。
水蒸気とは、水分子と水分子がある程度離れているので、手をつなごうとする力があまり届かず、自由に動き続けている状態です。一方、水(液体)の状態とは、水分子と水分子の距離が近く、お互いに手をつなごうとする力が強いため、水蒸気程は自由に動き回ることができない状態です。
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