32.南インドの旅:インド最南端カンニャクマリ、3つの海が交わる岬で何を想う
インド洋、アラビア海、ベンガル湾の交わるインド最南端、カンニャクマリ。アラビア海に沈む夕日を見、ベンガル湾から昇る朝日を浴びる。そこで僕は何を想い、何を発見するのか。
夕方、海沿いのビーチロードを、サンセットポイントに向かって歩いて行く。潮風が心地よい。
サンセットポイントには、既にたくさんの人が集まっている。とても美しい夕日に感動。インド人達と見つめ続ける。
沈んだ後も放射に照らされた雲がとてもきれいだ。街灯に照らされたビーチロードを、潮風を頬に受けながらゆっくりとホテルに歩く。
翌朝は6時半が日の出。サンライズポイントに向かってビーチロードを歩く。街灯の下、たくさんの人が歩いている。観光バスも連なる。
ガンジー記念堂を右に折れると、夜店が並んでいる。
なぜにここでこのタイミングでそれを買う?なぜにここでそれを売る
そしてヴィヴェーカーナンダ岩とティルヴァダラヴァル像がライトアップされて、浮かび上がっている。
既にサンライズポイントは観光客でいっぱいだ。
ライトアップはほどなく終わり、やがて歓声と共に太陽が雲間から漏れてくる。
皆、何を想うのか。
僕は何を想うのか。
3つの海は僕達の心に問いかけ続ける。