AI Quest 開会式に参加して
底辺でくすぶってる俺のようなあなたに、自分の可能性を信じてチャレンジするきっかけになって欲しくて、この文章を書きます。
俺でもやれるからマジで大丈夫です!
はい、本題です。今日から始まった経産省主催のAI人材育成プログラム、「AI Quest」の開会式に参加してきました。これから僕は半年弱かけて、AIの社会実装の勉強をします。
僕は今、データサイエンティストになるための道を進んでいて、仕事も未経験からデータサイエンティストになろうというノリの職場で仕事をしています。具体的に言うと、PythonやSQLでデータを集計したり、加工したり、可視化したりするような仕事です。本職のデータサイエンティストの人が「こういうデータを頂戴!」って言ったら、そのデータをデータの海の中から汲み上げて、コネコネしながら求められてる形にして、ホイっと渡すような感じですね。
で、実際業務をやっていて、ものすごく痛感したことがあります。それは、「データがいくらいじれても、それを使って何らかの価値を提供できなければ何にも意味ないやん!!」ってことです。そもそもの話なんですけど、データってそれを使ってしたいと思っている"何らかの意思決定"ありきで分析されてるものなんですよね。
僕は抽象的な例を挙げて説明するのが超苦手なので、すごく参考になったブログをあげておきます。これ読んでくれれば絶対わかるので、その辺はこちらに委ねます。
https://analytics-and-intelligence.net/archives/1752
実際に僕が今業務として入るような領域って、データサイエンティストの人が判断するための判断材料として、今ある顧客の行動ログとかサービス加入状況とかを組み合わせて集計して、必要なデータをポンと出すってとこなんですよ。だから、なんで今この集計をやっているのかを理解しなくてもできるし、ただただ要件の通りにコードを書いてれば終わっちゃうんですよね。(それにも苦労はしているけども…。)
でもそれだとダメで、データが持っている意味を理解することやそのデータを活用した施策の立案というクリティカルな部分に関わることはできないんですよ。なおかつ、僕はエンジニアとしても4流くらいなので、(分析領域に立ち入らない純粋なエンジニアとして)ガチな技術力を持ってるスペシャリスト的なエンジニアの人には絶対勝てないなって思っている訳です。
そういう感じで、ここ数か月はそんなことを考えながら、ただただ与えられた仕事をこなしていました。昨日上げた記事で書いたG'sの仲間の”本気で世界を変えに行ってる感”と比べると、情けないことこの上ないですが、そういう中で見つけたのが、タイトルの「AI Quest」でした。
「AI Quest」は、タダでAIの社会実装が学べるプログラムです。僕のような底辺の人間には超絶ありがたいですね~、お金ないんで。こういう講座って、相場的に安くて数十万、高いのは百万単位かかることとかも全然あるんで、それだけでもやばいです。簡単な志望理由書みたいなアンケートに答えて応募後、データ分析のコンペの練習問題みたいなやつに参加して、その点数に応じて合否が決まる感じでした。練習問題はこれです。僕自身AIのスキルとか全然なくて、とりあえずスコアが出るという話だけ知っていた「LightGBM」という手法を見よう見まねで実装したら、合格もらえました。この実装は、ほんとにググったものを真似しただけなんで、ちょっとプログラミングをかじったことがある人ならぜんぜん行けるレベルだと思いますね。仮に僕に今の業務経験がなくても、頑張れば行けたレベルだと思うので、未経験の人にも全然門戸が開かれてるなあって思いました。
参加した理由は、実際に企業が抱えているビジネス上の課題を、AIを使って解決できるよう、課題の洗い出しから解決する部分まで一連の流れとしてとらえて取り組むことができるプログラムだったからです。その中では実際に企業の担当者とやり取りをして、一緒に課題を解決していくことまで含まれているようです。僕が課題意識を持っていた部分にフォーカスして、実際のビジネスの中に落とし込んでいくことを経験できそうなのでいい感じですね。
参加してみた感想としては、上記のようなことは頑張れば達成できそうだけど、自走力がめっちゃ求められるなってことを感じました。人数も700人以上と多いし、別にそこまで労力を割かなくても修了するだけならいけるんだろうなと思うけど、頑張らなかったら何も得られないまま終わるわって感じです。運営のスタンスは、「受講者同士でコミュニケーションを取り合って、自発的に学べ。手段は問わない。」って印象でしたね。集まってる人のバックグランドはほんとに幅広くて、下は中学生~上は70代のおじいちゃんといろんな年代の人がいました。もちろん僕のようなヤバいやつもいますし、年齢以外のバックグラウンドも多種多様だったと思います。ただ共通して言えることは、みんな好奇心が強くて何か面白いことやってみたいなって思っていそうな人が多い感じでした。そこからは、いろいろ良い刺激を受けられそうだなあと思いますね。ただ、今回は完全オンラインなので自分からコミュニケーションを取りにいかないと、お互いに相互作用を及ぼすほどの影響は与え合えないかもしれんなあというのはありましたね。
というわけで、今日から「AI Quest」に参加したので、AIの社会実装を学んでなにかしら日々アウトプットしていきます。
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