新しいコーポレートロゴにこめた想い
コーポレートロゴをリニューアルした理由
2023年9月にユアサはコーポレートロゴをリニューアルした。
リニューアルした理由は大きく3つある。
①創業以来、紙にこだわってきた会社であることを伝える
②ECなどの新事業にあたり、デザイン性を向上させて信頼感を得る
③新しいことへのチャレンジを社員に促す
どの理由も外せないもので、ロゴをリニューアルしたかったというよりも、上記3つを実現する手段としてロゴのリニューアルが最適に思えたのだ。
実は4年前から使っていた
リニューアルしたロゴは、実は4年も前にできあがっていた。
私は将来的に自社ECを持ちたいと思っていたのだが、その可能性を探るために当時すでに出店していた楽天の店舗をリニューアルすることにした。そのリニューアル時に、楽天内でのショップ名をユアサ楽天市場店→湯浅紙店に変更し、今回のロゴをつくったのだ。
当時はこの時作ったロゴをコーポレートロゴにすることは考えていなかったのだが、楽天ショップを見た方からロゴのデザイン性が高いとお褒めいただくことが何度かあり、コーポレートロゴリニューアルの検討で、このロゴをコーポレートロゴにすることに決めたのだ。
ロゴが表すもの
コーポレートロゴが表現しているものは3つある。
紙にこだわり続けた歴史への感謝と敬意
私たちの会社は1925年に創業し、1950年株式会社湯浅紙店として設立した。2023年時点で創業から98年、設立からは74年を迎える。創業当初より、家庭で使われる紙にこだわって事業を続けてきた。この紙にこだわり続けて積み重ねた歴史が事業基盤になっており、この歴史を支えてくれた社内外の人たちへの感謝と敬意を重ねた紙で表現した。
新しいことにチャレンジし、お客様に丁寧に向き合う企業姿勢
歴史を大事にしつつ、大胆に新しいことにチャレンジし、未来を創造していきたい思いと、今、そして未来のお客様に対して丁寧に向き合う企業姿勢を、積み重ねた紙を軽やかに右肩上がりにすることで表現した。
自分たちらしい仕組みやひと手間でお客様に喜んでいただく
卸売・小売業という業態において、単純に商品をお客様に渡すのではなく、よりお客様に喜んでいただける方法を考え続け、私たちらしい仕組みづくりやひと手間で実現していくことを、湯浅紙店という文字の一部を手書きにすることで表現した。
ロゴをリニューアルして変わったこと
ロゴをリニューアルしたから、すぐに何かが変わるわけではなく、ロゴが体現したいことを日々実践することで、そのロゴの価値も向上する、というのが基本的な考え方だった。
しかしながら、実際はロゴを変更してすぐに2つの変化があった。
変化の1つめは湯浅紙店という名前がロゴに書いてあることで、紙を扱う会社であることを覚えてもらいやすくなったということ。
2つめはロゴのデザインを褒めていただくことが増え、社員のモチベーションが向上したこと。
このような変化は、私たちが実現したい会社になるための後押しになる。つまりは、コーポレートロゴは自分たちのありたい姿を示すことと、そのありたい姿を実現することを早めてくれる2つの作用を持っているということだ。
ロゴを変更してみて初めて、このようなロゴの重要性を知ることができた。
新しいロゴを大事に、そしてロゴが示す会社像に近づけるよう日々精進したいと思う。