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心の迷宮を解き明かす:「やりたいことがわからない」の背後にある心理と解決のカギ

こんにちは、心理カウンセラー(公認心理師)の高牟禮(たかむれ)です。

カウンセリングをしていると
「やりたいことがわかりません」「見つかりません」
といった相談を受けることは多いです。


これは「やりがい」「生きがい」に関わる
テーマです。

時間をかけて、
じっくり取り組むことが多いです。

今回は、その経験を踏まえつつ
「やりたいことがわからない」原因と
その対処法についてお伝えします。

「やりたいことがわからない」「見つからない」
とおっしゃる時
重苦しい雰囲気になりがち。


「やりたい」というのは本来
自然に興味が湧き、
モチベーションを感じることのはず。

でも「やりたいこと」がないと
罪悪感や義務感に陥ってしまうことも。

その背後には「前向きでなければ」といった
同調圧力の影響があったりします。

そんな時は、無理をする必要はありません。

やりたいことがあろうと、なかろうと
個人的なことですから。

「やりたいことはないけれど、別にいいじゃん」
といった言葉を自分にかけると
罪悪感や義務感を和らげることができます。


ただ心の奥底には
やりたいことが本当はある。

「やりたいこと」が出てくるのを
阻害する心理現象のため
わからなくなっていることも多いです。

そんな時は
その原因を特定し
解消していくことが大切です。

「やりたいこと」が見つからない原因と対処法

コンディション不良

やりたいことが見つからない原因の一つとして
コンディション不良があります。

心に余裕がなければ
「やりたいこと」が出てこないのは当然。

まずはコンディションの回復が
最優先にする必要があります。

コンディションが本来の状態に戻ると
気分が改善し
興味や好奇心も戻ってきます。

心理的妨害


「やりたいことがわからない」原因として
心理的妨害が
関係しているケースも多いです。

・ダメ出し

例えば、やりたいことが浮かんでも
すぐにダメ出しが出てくる。

元々完璧主義で厳しかったりすると
やりたいことが浮かんできても
片っ端から却下してしまいます。



そんな時は「とりあえず、やってみてもいいじゃない」といった言葉で
心の中のダメ出しを
緩和していくのは助けになります。

うまくいっても、
いかなくても構わない。

そもそも実際にやってみないと
「本当にやりたい」か
わからないですよね。

・マイナスイメージによる妨害

これは、本当に多いですね。

例えば、やりたいことをやってもうまく行かず
みんなからバカにされ笑われている
というイメージが出てくるケースがあります。

やりたことが、心に浮かぶたび
強い恥辱感が出てくるので
好奇心どころではありません。

怖くなり
何もできなくなってしまいます。

また別のパターンとして
やりたいことがうまく行かず
悪戦苦闘しているイメージが
どんどん浮んでくるケースも。

これが出てくると自己否定が強くなり
屈辱感、絶望感に圧倒されます。

そして完全諦めモードに。

この2つに共通するのは
やりたいことに対する
否定的な未来のイメージが出てくること。

悲観的なシミュレーションが
瞬時に起きます。


しかし大事なことは
どんなにリアルなイメージも
それは現実ではなくバーチャル。

ただこのネガティブイメージを
いきなり減らすことは難しい。

ただ、その影響を
和らげる方法はあるので
ご紹介します。


それは、こういった
悲観的なシミュレーションが起きた時
それを心の中で俯瞰すること。

「あ、悲観的シミュレーションイメージだ」
等と心の中で言うのです。



するとイメージに飲み込まれず
冷静な自分を保ちやすい。

最初は難しいかもしれません。

ネガティブイメージは
強力だから。



でもワンパターンと言えば
ワンパターン。

やりたいことについて考え始めると
即、悲観的シミュレーション、
という決まりきった現象が起きます。

どんなに強烈な攻撃でも
同じ手口なら
徐々に対応できるもの。

試してみる価値はあります。


もし、自力で抜け出すのがきつければ
カウンセリングを利用するのも一つの選択肢。

根深い束縛からの解放の
手助けになります。


原点に立ち返る


私たちは元々好奇心旺盛で
活発だったはず。

その原点に
立ち戻ることは大切です。


今はコンディションの問題や
心理的な妨害が
「やりたいこと」を
覆い隠しているかもしれません。

今回はそれらを解消する道筋の
概要をご紹介しました。

よろしければお試しください。

「やりたいこと」で満ちている
原点に立ち戻る
お役に立てば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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