![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/119425213/rectangle_large_type_2_4cc2317994158f875ba236024ab6de88.png?width=1200)
ネガティブ思考が辛い時の対処法
こんにちは、心理カウンセラー(公認心理師)の高牟禮です。
ネガティブ思考に囚われていると
とても辛いもの。
![](https://assets.st-note.com/img/1697800706889-ZKXmsofpUs.png?width=1200)
「ネガティブを切り替え、もっと明るく前向きになりたい」
と思うのも無理はありません。
![](https://assets.st-note.com/img/1697800457627-1ccPudFdcZ.png?width=1200)
ただいきなり、ポジティブは
無理がある。
ハードルが大きすぎて、
かえって辛くなってしまうことも。
![](https://assets.st-note.com/img/1697800402573-ka0NNtrZvm.png?width=1200)
ポジティブになろうとすることが
ますます絶望感に繋がってしまう。
そんな時、助けになるコンセプトがあります。
それは心理学者キャロル.S.ドウェックが提唱する
「成長思考」「固定思考」という考え方。
行き詰まりやすい状態を
「ネガティブ思考」ではなく
「固定思考」と捉えます。
そして変化が起きやすい状態を
「成長思考」と捉えます。
「固定思考」に陥っていると、
「どうせ何も変わらない」
「何もやっても同じ」
「どうにもならない」
となりがち。
![](https://assets.st-note.com/img/1697800500818-bSTL8yKL4R.png?width=1200)
このような「固定思考」から
「成長思考」にシフトさせることが大切。
「成長思考」では
「能力は、自分の取り組み、良い戦略、
他人からのインプット等で高めることができる」
と考えます。
大切なのは結果や目標に
過度に焦点を当てないことです。
これは背伸びした「ポジティブ思考」になりがちで
苦しくなってしまう。
そうではなく、潜在的可能性や
過程に焦点を当てていきます。
例えば
「今のところ、うまくいっていない」
「まだ、見通しは立っていない」。
こういった言葉は暗黙のうちに、
今後変わっていくかも
というニュアンスを含んでいます。
悲観的な気分も
和らぎやすい。
「今思わしくないのは、
まだ結果の出るやり方を知らないから」。
これは能力の問題ではなく
単にやり方を知らないから
というニュアンスが感じられ
自己否定が減っていきます。
「私は十分、よくやっている」
結果どうこう抜きにして
ねぎらいは大切ですね。
「今やっていることに、良い反応がある」
大きく素早い変化に固執するのではなく
小さくてゆっくりした変化にもフォーカスし
成果として認めてあげる。
すると自己効力感がアップし
気分も良くなってきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1697800578310-gxXThVS3bF.png?width=1200)
「ネガティブ思考からポジティブ思考」は多くの場合
帰って苦しくなりやすい。
今辛いのは「固定思考」に陥っているから。
「成長思考」にシフトさせ
暖かい眼差しで自分を眺め、勇気づけていく。
![](https://assets.st-note.com/img/1697803750524-YpvLeZUfUs.png?width=1200)
その結果自然な形で
ポジティブ思考になっていく
というのがお勧めです。
ご参考になれば幸いです。
![](https://assets.st-note.com/img/1697800136989-O4EZfmu8fM.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1697804151370-mj3EFPjjqH.png)