Kemper,BIASな人にも絶対役立つアンプの音決めからマイキングの方法。その2「マイキングもシミュレーターで再現」編。
前号では自宅でギターアンプの音をマイクで拾う方法を紹介しました。
というわけで今回はいよいよ実践編。実際にアンプにマイクを立てて収録した音をソフトで再現する過程を、動画も交えながら書いていこうと思います。
マイクでの録音方法はもちろん前号で紹介した「あの」やり方です。
最近のシミュレーターには、アンプやスピーカーだけでなく「マイクの種類」「マイクの立て方=マイキング」までシミュレートする機能も搭載されています。IK Multimedia のAmplitubeやNative InstrumentのGuitar Rigにはマイクの種類やマイクの位置まで視覚的にシミュレート出来ますし、ハードのKemperではアンプからスピーカー、更にマイクを通った音まで”プロファイル”出来てしまいます。いやー凄い時代になったものです。
今回はPositive GridのBIASというアンプシミュレーターの、「実際にマイクで録音した音」を「ソフト内で再現する」Amp Matchという機能を使い、マイキングまでシミュレートする工程を、動画も交え紹介します。
マイキングの方法や、マイキングした音を「素材」とし使う場合の注意点、また、マイキングやマイクによる音の違いなどは、他のシミュレーターでも応用出来ると思いますので、是非参考にしてみてくださいね。
では行きましょう。
まずはこの動画を御覧ください。
これはアンプから出た音をマイクで収録した「音素材」をBIASに取り込んで、BIASのAmp Mutch機能でシミュレートしたものです。
これから書く内容は他のプラグインやハードでも十分応用は効くと思います。例えばAmplitubeなら「2本のマイクをどう設置するか」という機能がありますね。
むっちゃ3Dですね。前回のあの方法を使いご自身で煮詰めたマイキングをシミュレートしてしまいましょう。
リアルなマイキングの経験は必ず役に立つはずです。
動画はPRの目的で公開しています。どうぞご了承下さい。と言っても動画見ただけで簡単には出来ませんけどね(これは絶対!)
では、この動画に至るまでの過程を、奥深くまで解説します。
使ったマイクは3種類、素材は7種類。
あの方法を使えば、こんな事も可能になります。しかも僕が使ったオーディオインターフェースのマイク入力は2系統ですよ。
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