良いバッキング。Part2 音源つき実践編
前回の良いバッキング、おかげさまでご好評頂いております。
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前回は考え方やテクニカルな事を書いてみましたが、今回はこのために書き下ろした短い曲を使い音源付きで解説します。
ギター無しの音源はこちら。ボーカルメロはシンセで弾いています。
この音源を使ってギターのバッキングを重ねてみました。
こういった曲調、アレンジですと、ギターの居場所(音域、音色、リズム)に気を付けないとグシャッとした感じになってしまう事もあります。
メロディはもちろん、すでに入っているドラム、ベース、シンセとバッティングしないようにしなければなりません。
そして、ギター重ねて良かった〜とならなければ意味もないですね!
というわけで、どんなギターをダビングしたか、音源付きで解説します。
あ、今回は初の譜面付き(五線とTAB)ですよ。
元の音源をもう一度聞いてみてください。
ボーカルパートがシンセなのでちょっと寂しい感じも否めませんが、こういう状態でギターをダビングする事は良くあるんですよ。もしくは仮歌の状態とか。
アレンジの方向性や完成形のイメージさえしっかりしていれば問題なく出来るでしょう。
レコーディングは入れたもん勝ちです
何かと言うと、先に録音してある音が優先になるって事なのですが、ここではリズム、ベース、シンセ、になりますね。これらはもう先に録音されているのでこれらを邪魔しないようにギターを録音しなければなりません。
もちろんボーカルパートは言わずもがな。
リズム的には少し忙しめ、シンセのシーケンスが16分音符で埋まっているので、あまり細かい動きはしない方が良いでしょう。ドラムのパターンも少し変則的かつ印象的なので、これはこれでちゃんと聞かせた方が良いですね、ですのでリズム隊とのユニゾンも避けた方が良いです。
そして弾いた1本目のギターがこれです。
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