ダンスビートとギターサウンド。
今回はテンポ128のキック4つ打ち、、いわゆるハウスというかEDMとも言えるようなトラックにギターを重ねて「ダンスビートをギターサウンドに」する手法を紹介します。
いきなりですが、完成形。
ダンスビートのニュアンスは生かしながらも、ギターの印象を強く出せているかと思います。
では元となるトラックを聞いてみましょう。
ザックリとハウスと言って良いですね。
リズムトラック始め、ほぼ全ての音をUVIのFalconを使って作っています。
UVIのELECTRO SUITE
エレクトリックなリズムトラックに特化したDrumShaper。これ相当使えますよ。
パワーコードの白玉は無しで。
こういうトラックにパワーコードの白玉(ロングトーン)は結構ハマりやすく、ダブルでステレオにしたりすると、ハウスプラスロック的な、それはそれでひとつのジャンルでもあるのですが、今回はベーシックにある「ダンスビート」を生かしながら、ギターサウンドへ持っていく手法なので、パワーコードの壁は使いません。
本編ではこうなるまでの過程を詳しく解説します。
では行ってみましょう。
ベースとユニゾンは避ける。
こういうトラックの肝は4つ打ちキックとベースで作る低音部分だったりするのですが、そこにギターをぶち込むと所謂ロックな色が強く出てしまい、ダンス系からは離れてしまうんです。ヘビーなロックサウンドを目指す場合はOKなのですが、ここではNGですね。
ちなみにこの手の音楽にギターを重ねる事は、多くのレコーディングやライブで実践して来ましたので、自分なりなルールや手法をいくつか持っています。ボーカルがあるかどうかでアプローチは随分変わってくるのですが、今回はボーカルはないのでわりとギターで多めに埋めています。
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