大きな力がなくても、夢を追いかけられる時代──そして僕が舵を切った理由
大きな力と、その恩恵
近年、旧ジャニーズ事務所やテレビ局をはじめとする大手組織の在り方が、急速に見直されるタイミングを迎えています。
もちろん、以前の僕自身もそうした大きな後押しを受けたり、有名アーティストをサポートすることで得られた恩恵がたくさんありました。何より、東京ドーム級の大舞台など、個人だけでは実現が難しいことがあるのも事実。大きな力のありがたみを否定するつもりはまったくありません。
2011年に思い切って舵を切った理由
しかし、2011年頃に思い切って舵を切ったときは、まだ「大きなバックアップを手放すなんて異質だ」という雰囲気があり、批判を受けることも多々ありました。それでも、自分の表現や音楽を貫きたかったし、ファンのみんなと直接つながる道を模索したかった。そんな強い思いを抱えながら挑戦を続けてきて、今があります。ここまで支えてくださった方々には、本当に感謝しかありません。
変わる時代と、新たな夢の可能性
SNSやクラウドファンディングを通じて、以前では考えられなかったような規模や方法で夢を共有できる時代になりました。大手レコード会社や大手事務所に属していなくても、ファンの皆さんの力があれば、ある程度大きな企画やプロジェクトへ挑戦することができる。
もちろん、東京ドームのような超ビッグステージを“完全に”個人ベースで実現するにはまだ大きな壁がありますが、一方で「大きな力」がなくとも、自分らしいステージを創り出す可能性は広がっています。
クラファンで目指す“全盛期を超える世界”
実は今回のクラウドファンディングでも、過去の“売れっ子職業音楽家全盛期”ですら届かなかったような、新しい世界を目指そうとしています。
もしネクストゴールを達成できたら特別なレコーディング企画、オーケストラとエレキギターの共演を実現するプランが進行中です。詳しい内容は、もう少し情報を整理してから発表できればと思っていますが、もし本当に実現すれば、かなり熱い展開になるはずです。
大きな舞台やメディアとの向き合い方
テレビ出演など、大きなメディアとのご縁があれば前向きに検討したいという気持ちはもちろんあります。一人だけでは成し得ないことは多いですし、著名な場所でパフォーマンスすることは多くの人に音楽を届けるチャンスでもある。
ただ、それはあくまで「自分の音楽を多くの人に届けるための選択肢」のひとつ。過度に大手に依存するつもりはなく、最終的には「自分が納得できる形で表現できるかどうか」が重要だと思っています。
批判を恐れず、自分の道を歩む
2011年に舵を切った当初は批判も少なくなかったですが、続けてきたからこそ、今があります。大きな力がなくても、ファンのみんなに支えてもらいながら、自分らしい世界を築ける手応えを感じています。
いまや「大きな力がなければ夢を実現できない」という時代ではなくなってきました。むしろ、自分の信じる道を歩み続ける姿勢こそが、多くの人の共感や応援を呼ぶのではないでしょうか。
これからの挑戦、そして感謝
今後も、ファンの皆さんとの直接のつながりを大切にしつつ、新たな挑戦を続けていきます。今回のクラウドファンディングを通じて「こんなプロジェクトも実現できるんだ」という成功例を示すことで、一人でも多くの方の勇気や希望になれれば嬉しいです。
最後まで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます。ネクストゴールや特別企画の詳細は、後日改めてお知らせしますので、どうぞお楽しみに。これからもよろしくお願いいたします!