レビューの目的と依頼先
皆さん、こんばんは。Kenji Onoです。
今回は「レビューの目的と依頼先」についてダラダラと書いてみたい。
レビューと聞いて「はいはい、レビューね」と思う方は、大学生で研究経験がある方、または社会人経験者ではないかと推察する。一方、偶発的に本稿と遭遇された若者に向けて、レビューとは何かを以下に記載する。
【レビュー】※ITreviewより(https://www.itreview.jp/words/review)
レビュー(review)とは、「批評する」「復習する」「再考する」といった意味で用いられる単語で、一般的な外来語としては、映画や音楽の鑑賞、製品を購入し使用、あるいは店舗や施設を利用した際の感想や論評をレビューという。また、学術の分野では、論文等の審査や検証、再調査、見直しなどを指すことがある。
さて、この「レビュー」であるが、仕事を進めるうえで重要な要素である。ただし、何を目的として誰にレビューをしてもらうかが重要である。
例えば、皆さんが生成AIの専門家としよう。そんな皆さんは学会で発表するための学術論文を執筆したとする。この場合、レビューを依頼するのは同様に知識を有する専門家が望ましいと考える。
他方、皆さんが素人の方に向けて生成AIが何であるか大枠を掴んで貰うべく書籍を執筆したとする。この場合であれば、執筆内容に嘘がないか専門家にレビューしてもらうことは大事だが、これに加えて素人ないし素人に近しい方にも理解ができるのかレビューをしてもらった方が良いだろう。
筆者はご縁があって多くのお客さまのご支援をさせて頂いているが、レビューの不一致を見ることがある。社内に有識者がいないケースもあれば、単純に目的とレビュー対象者を意識していないケースもある。
前者の場合はなかなか解消することは難しいかもしれないが、後者の場合であれば意識することである程度の効果を得ることは可能と考える。
ただ、意識した結果、有識者がいないといった問題に立ち返る可能性はあるが、次の打ち手の検討に繋がるからだ。
改めて述べておくが、何を目的として誰にレビューをしてもらうかを意識して頂ければ幸いである。
以上、駄文・悪文を許されたし。