AFCアジアカップ2024 日本代表
皆さん、こんばんは。Kenji Onoです。
今回はAFCアジアカップ2024 日本代表についてダラダラと書いてみたい。
ニワカですらないものの、偶然宿泊先で対イランのテレビ観戦の機会を得たため、書いてみようと思い立った。
先ずは、関係者の皆さまお疲れさま でした。
結果は残念だったものの、久しぶりに代表戦を観ることができて個人的には満足させて頂いた。ただ、選手交代など、特に後半戦は有効な手を打てていないように見え、素人ながらゲームプランに目的を感じなかった。
その後、筆者の別稿で紹介をさせて頂いた Leo the football氏 の解説を確認。個人的に不思議に思った選手交代についても解説をされていたが、今の代表は選手からのボトムアップ的なアプローチでチームづくりが行われているらしい。これによるデメリットなのか明確な約束事が定まっていない(もしくは全選手に落とし込めていない)模様。なお、筆者の前提知識が不足しているため、濁した表現を許して頂きたい。
さて、ボトムアップアプローチが悪か?と言うとそうとも言い切れない。
ビジネスにおけるボトムアップアプローチにて、筆者の考えるメリット・デメリットを3つずつ挙げたい。
■メリット
コミットメント(責任を持った約束)と主体性
・現場の声を直接反映することで、施策への理解と共感が深まり、社員の自主的な行動を促進を期待
・現場の課題やニーズを的確に把握し、より実効性の高い施策の実行を期待
・施策策定プロセスへの参加を通じて、社員の主体性や問題解決能力向上を期待多種多様なアイデアとイノベーションの創出
・現場の多種多様な視点や経験を活用することで、従来の枠にとらわれない革新的なアイデアの創出を期待組織全体の透明性と信頼関係の構築
・情報共有や意見交換を通して、経営層と現場のコミュニケーションの活性化を期待
・経営層の考えや意図を現場に明確に伝え、理解の深化を期待
■デメリット
意思決定の遅延
・多くの意見を調整するのに時間がかかり、意思決定が遅くなることを懸念
・意思決定プロセスを効率化するための仕組みが必要結論の画一化(平準化)
・意見集約過程で無難な結論に落ち着きやすく、独創性や革新性に欠ける方針となる可能性を懸念
・議論を深め、多様な意見を取り入れるための工夫が必要リーダーシップやマネジメントの重要性
※デメリットというよりは必要性
・現場の意見を適切に引き出し、まとめるためのリーダーシップやマネジメントスキルが必要
・適切なコミュニケーションとファシリテーションが必要
・サポート体制が必要
話をサッカー日本代表に戻す。前向きな解釈をすると、メリットの要素を期待していると考えたい。ただし、上述したメリット・デメリットの大前提は、会社という日頃からコミュニケーションが取りやすい組織体である点を押さえておく必要がある。つまり、選手たちが日頃所属しているクラブチームのような組織体であれば遂行可能かもしれない。他方、代表といった期間的に強い制約を受ける組織体だと無理があるのではないかと考える。
無理があると考える理由を示す前に、以下にボトムアップアプローチの簡単なプロセスを示す。
①意見出し
②意見調整(方向性のすり合わせ)
③実現への落し込み
プロセスだけを見ると実行可能ではないか?と考える方はいるであろう。
次に、このプロセスに該当する人数を考えてみたい。日本代表に招集される人数はどの程度になるであろうか?核となる選手やその時に好調な選手など、かなり流動的な組織体だと考える。仮に累計で50名程度が招集されたとし、上記のプロセスに当てはめるとどうだろうか?非常に厄介な内容に見えてこないだろうか?人間が増えるとその分コミュニケーションパスが増えることとなり、さらにこのパスの上には各人のキャラクターがのってくる。この人はこの様な説明をすると話が通りやすい、反対されやすい等も出てくるだろう。この難所を超えた先に初めて③へ到達するわけだ。
あらためて期間的な制約を抱えた代表という組織体で、①~③を完結させるにはなかなかにハードルが高いと言わざるを得ないため、ある程度の枠はトップダウンで方針を示し、詳細な部分は選手に任せるなどの対応が望ましいと考える。素人が言っている内容であるため、ご笑読頂ければ幸いである。
以上、駄文・悪文を許されたし。