2023年5月31日【仕事は下流から】
プロジェクトを進めるとき、まず要件を聞いて、設計して、開発していくのが一般的な流れだろう。いきなり動くのではなく全体像を図に表したりして、計画を立ててから動き始めるのが基本である。
しかし、この一般的な流れはIT業界においてはちょっと違う。ITが他の業種と違うのは「後から修正ができる点」である。つまり、とりあえず動き始めてから修正していく、という流れが生み出せる。
ITスタートアップでは当たり前になっている開発手法である。下記のリーンスタートアップでは、とりあえず動き始めることをMVP(必要最小限の製品)と名付けている。
○ 従来の開発手法
やりたいことがある!
できるかどうか検討
計画を立てる
進める
○ リーン開発
やりたいことがある!
まず進めてみる
反応を見る
修正する
IT業界でも、規模が大きくなるほど、従来の開発手法を使いたがる人が多くなってくるが、やはりITはリーン開発が最も効率的だと感じる。でなきゃ、スタートアップが採用してないからね。
しかしながら、大規模になればなるほど、リーン開発の「えいや!」で始める手法が上手くいかなくなってくる。それを解説したのがイノベーションのジレンマという本。
大企業であっても、社内に小さなチーム(スタートアップ)を作り、常に破壊的イノベーションを起こさないといけないわけだ。
小さなチーム分けまではできている組織が多いが、従来の開発手法を導入しているチームも多いのがなんとも悲しい。
○ 今日の予定
サンプル機能(設計は未完成!)を作る
月末の精算
報告書の提出
○ 明日の予定
新プロジェクトの導入
野球観戦!