詩ぐ魔 特別編 「おどろいた」voicevox(音声合成ソフト)マシーン朗読
(ヘッドフォン推奨)
現代詩には朗読というサブジャンル?があり、林(ケンジ)もやってみようと思ったのですが、前から詩を書くときに、注意深く自分の頭の中の声を聞いていると、何人もの人が、違う声で喋っていることに気が付きました。わたしは外からの音も詩の中で文字にするので、ジャンジャカジャンジャカ、何人もの人や動物や食べ物が、うるさくしゃべります。(もしかしたら、<わたし>の中の、「僕」や(私)が、いくつもの声色を頭の中で使いわけているだけかもしれませんが。)
そこで試しに、voicevox(無料版)という音声合成ソフト(ボカロのようなもの)を使って、マシン朗読動画を作ってみようと思いました。
作業に予定より全然時間がかかって、すっかり遅くなってしまいましたが、聞いたり見たりしてくれたら、うれしいです。
何故かこのAI高クオリティー動画全盛時代なのに、ローファイ感あふれる仕上がりになっています(笑)。しかも、見にくいです。SNS上のパッキパキの動画や画像に疲れてしまったのです(笑)。bpm(曲のテンポ)の変化に沿って、ノイズ線の本数や太さが変化しています。文字が揺れています。
利用規約によりここに記載します。
声の出演
「VOICEVOX:白上虎太郎」「VOICEVOX:琴詠ニア」「VOICEVOX:波音リツ」「VOICEVOX:冥鳴ひまり」
音楽はtidalcyclesというlivecodingのソフト、動画はprocessingという言語を使って、書かれております。
原文がのっているサイトはこちら。もしよければ、他の人の詩も読んでみてください。個々の詩人の好きがつまっていると思います。小笠原鳥類の編集後記も必読!詩ぐ魔という詩の投稿サイトがnote内にあり、これは小笠原鳥類責任編集特別号です。 現代詩に触れてみたい人、触れたことがない人にも、オススメです。透明なホラーが、食べ物や動物が騒ぎ踊る、光が強すぎて薄暗い、草ぼうぼうでガタガタした建築です。
次回作あります、どんなゼリーになるのやら(こう書いておけばやるだろう)
謝辞と参考
barbe_generative_diary https://barbegenerativediary.com/ にoscとtidalcycles の連結を教えて頂きました。ありがとうございます。
sumisonicさんのこのgithub https://github.com/sumisonic ではtidalcyclesのコードの書き方を勉強させてもらっています。ありがとうございます。
(興味があれば、tidalcyces で音鳴らしてみて!かっこいいですから。)
エンドロールムービーをprocessingで作る #2 【文字スクロール・画像表示】https://qiita.com/takenoko300/items/3596d1c3b5ee03f9b437 で動画の原型のコードを学びました。ありがとうございます。ページをよく読むと、https://yoppa.org/proga10/1353.html ということは田所淳さんにたどりつくらしいです。いつも参考にしています。ありがとうございました。
ここからは、tidalcycles やprocessing に興味がある人用の記事になります。
今回試したものはこの6つ
1.processing を使って、映画のエンドロールのようなムービーを作り、自作の詩を流す。
2.詩のテキストをprocessing を使って揺らしてみる。(chat GPT 無料版を使って、相談しながら作りました。)
3.バックグラウンドの画面(ホワイトノイズ)をprocessingで作成してみる。動的では重くなってしまったので、静的にしました。(写真と変わらないことに(泣))
4.oscとtidalcyclesを繋ぎ、ノイズ線とbpmを連携して動かしてみる
5.tidalcyclesではmi-ugensという、mutable insturuments (モジュラーシンセ)のtidalcycles版を使って、ドローンを作ってみる。
6.それをobsスタジオで録画してみる。
TIPS
processingをつかって、obsスタジオを使って録画しようとすると、processing では、スタートボタンを押すと、画面がポップアップする仕様になっているので、事前に、obsスタジオで画面をキャプチャすることができないので、スタートを押したときに、初期画面が出て、spaceボタンを押したら、ムービーが始まるコードを書きました。
boolean isStarted = false;
void setup() {
// 他の設定
draw(); // 初期画面を表示
}
void draw () {
if (isStarted) {
//ここに他の作業工程
}
}
// 初期画面のkeyを設定する
void keyPress() {
if (key == ' ') {
isStarted = true;
}
}
感想
chat gptの出現は画期的で、趣味でまったくの独学でコードを書いているだけの僕でも、初見のprocessing のコードを、chat gpt(無料版)と相談しながら、アウトオブデートで、シンプルな作りながらも、作り上げることができました。とは言っても、やはり、chapt gptは間違ったコードを出力することもあるし、説明が間違っていることも多々あったので、やはりきちんと勉強して理解しておいたほうが良いように感じました。結局詳しくプロンプトを書けば書くほど、回答の正確性があがるので、先に疑問を自分で調査しておいたり、小さなコードを書いて実験して、プロンプトをエディターで推敲するようにしてから、大分スムーズに作業が進むようになりました。
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