当たり前でなくなるとき
海外に行ったときだって、自宅で妻が家を守ってくれていた。出張で家を空けるときだって、妻が家にいてくれるので安心して行けたのだ。子ども達の学校行事は妻に任せてしまっていた。家の家計も妻に頼りっきりでいた。そして、ある日、突然、妻が倒れた。妻が今までやってくれていたことが、当たり前におもっていたことが、その日を境に、当たり前でなくなった。妻の存在が、ありがたさが、身に染みてわかった。一緒にいられることは、当たり前ではなく、奇跡とも思えるくらいのことなのだ。今、また一緒に暮らせることを、感謝して生きよう。