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【RX城野】2024.10.14 BEACH CROSS 99 エリート 優勝

去年から開催されているビーチクロスに参加してきました。
2年前のお台場シクロクロスでレース後のメンテナンスがオーバーホールをしないと錆るし面倒だなと思い、第1回目は敬遠していましたが、その後ネットに掲載された記事を見て「おもしろそう!出ればよかった…」と少し後悔していたので今回エントリー。
シクロクロスと違い、緩い感じでレースを楽しめば良いでしょうと思っていましたが、ビーチを走るのとレギュレーションが特にない為、どうやって走れば良いかをレースが始まる前の機材選びからコースの走り方まで色々考える事があり走る以外にもレース当日までの準備で悩まされました。

悩んだ結果、今回の機材

 フレーム
  Giant TCX
 タイヤ 
  前Vittoria Terreno Zero 45C 
  後Vittoria Terreno Dry 45C
 空気圧
  前後1.0bar
 チェーンリング
  前:40T 
  後:42-11

  • 車体はお台場シクロクロスやワイルドネイチャー等のCXの砂コースの練習も兼ねたレースにしたかったのでいつものシクロクロス車を選択。

  • タイヤは前後変えている理由としてはコースレイアウトとしてコーナーがほぼ無いので最低限のノブで良いと思いZero。後輪はZeroだとトラクション不足になる不安があったのでノブのあるDry。

  • 空気圧は絶対に砂をフル乗車する目的で攻めの1.0bar。試走の時に段差でミスすると軽くリムに当たる感覚があったし砂利道ではパンクしてるんじゃないかってぐらい潰れていたけど大丈夫だろと思いこのままにした。

  • チェーンリングは後半踏めなくなるのも想定して前40Tの後ろ11-42を選択。

  • その他、砂で後ろ加重になるように通常よりもサドルのポジションを5mm程下げた。

試走

前情報としてほとんどが法面側のグラベルと海岸沿いの走りやすいコースでテクニカルな場所は無く砂は折返しで走る程度と聞いていたが、想定以上に砂がふかふかで、法面側のグラベルも3分の1程度は砂が乗り上げているため凹凸が激しく加重・抜重も必要になっていたためバイクコントロールが難しい...と言うか楽しい。
海岸沿いは折り返し地点が会場のテントが見えなくなるほど離れているし向かい風なのでローテーションしながら我慢して走るしかないかなといった具合だった。

10月とは思えない程暖かく風も強い

スケジュール的に試走終わってからのレース開始時間があまりないのと、砂の試走は体力が奪われるので、2周程で試走を終わらせスタートを待つことにした。

本番

スタート順は並んだ順から早い者勝ちって感じらしく、シクロクロス感覚で順番があると勘違いしてしまいほぼほぼ後ろ。

スタートは去年の一斉スタートと違ってのローリングスタート。
去年みたいに全員一列になってスタートしたかった…。

直後は30番ぐらいの位置にいたが、左側が空いていたのでそこで10番手ぐらいに上がりさらに最初のコーナーでは集団が外側に膨らんでいたので自分は試走で見つけていた内側の砂が締まったラインを走りコーナー後の舗装路に入ったところで先頭2人抜けた後の3位集団に。

1周目は海岸線の折返しで5名程度残っていたのでローテションをしながら走れていたが、2,3名ほど無理をしている様子だったのと前方で走っているサイチンさんとヒロムに追いついた方が得策だろうと思い少し脚を使って折返しの砂区間で集団から抜け出し、前の2人にブリッジ。アスファルトから法面を上るまでの区間でサイチンさんが走るラインを観察。
当たり前だけど上手い。
もちろん関心するほど初めましての選手ではないので、どこのラインを走っているかを観察。
結果、コース上の砂が深くないラインを知ることができた。

2周目の海岸線でヒロムが脱落。サンチンさんも折返しの砂でミスしたらしく流れで自分が先頭に立つことになった。
後ろを待つかそのまま単独で行くかを判断するために応援してくれている知り合い片っ端から声をかけ、後ろとの差を聞いたところ25秒前後で差が詰まっていなかったので4周目終わったくらいから最後まで走りきる事だけを考るようにした。

4周目以降は土手側のグラベルを踏んで砂の凹凸でスピードを落とさないようにコントロールしながら走ることを意識し、砂区間から法面登りまでフル乗車出来る程度に体力を残し、海岸線側は息を整えられるレベルで走れば最後まで持つだろうと考えながら走行。

残り2周目から海岸線側の速度が落ちはしたものの法面側の砂の凹凸が周回を重ねる毎にスムーズに走ることが出来たのと、法面側からの折返しでラップの選手を避けきれなくて転倒した以外では安定して走ることが出来たので後ろに追いつかれる事無くゴール出来たのは自分としては正直予想外の展開だし、シクロクロスではいつもボコボコにやられている自分としては追いつかれると思っていたので最初は信じられなかった。
2位も高岡さんでチームとしてもワンツーでの勝利。

レース後の雑談でコンディションが変化して砂が難しくなっていたとみんなが言っていたが、自分的には全部乗れていたので「?」だった。
自分よりもテクニックのある選手も言っていたので、機材に関してもバッチリ決まっていたんだと思う。

この日は色々な事が良い方向に働いていたっぽいです。

レース後来年も出るのかとめっちゃ聞かれたので、答えは「YES」。
流石に前年度優勝した人が出ないのは良くないでしょう思っていたし、カテゴリーがオープンとUCIレースになる雰囲気なので、エントリーする選手も増えるしコースも手が入るだろうから厳格になるコースも楽しみなので来年も参加しようと思います。

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