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作曲ができるようになるために


はじめに


皆様あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

さて2025年も、ギリギリ継続できているnoteの方でも有益(?)な情報を少しばかりではありますが、マイペースに(ここが大事)発信していきたいと思います!

早速ではありますが、最近…というか、「作曲家をやってます」という度に、

「どうやったら作曲ってできるんですか?」
「メロディーは降ってくるんですか?」
「いつ作曲をするんですか?」

などなど…質問の嵐に合いますで、今回はズバリ、

どうやったら作曲ができるようになるか

について書いてみようと思います。


どうやった作曲ができるようになるか


冒頭にして今回の本題に早速触れてみようと思います。
それはズバリ…

作曲してみること


にあると思います。

……どういうことかと言いますと、実際に作曲に取り組んでみることが一番作曲ができるようになると言いたいのです(どういうこと)。

他の分野で例えてみますと…

例えば、小さい時に皆さんは大量の漢字を覚えて使えたり、書けたりできるようになったと思います。あれはどうやっていたかというと、おそらく大半の人が、

何度も繰り返し書いて覚えた

と思うのです。ごく稀に見ただけで書ける特殊な能力を持ったお子さんもいますが、それは例外ということで…

英語の単語や文法等も同様かと思います。

結局、作曲ができるようになるためには実際に曲を書いてみないことには書けるようにはならないのです。それがたとえ32小節や16小節…もっともっと短くて、8小節のメロディーを書くだけでもいいと思います。それも十分な作曲活動になります。ものすごい感動するような、世の中に出回っているような名曲にならなくても、とにかく書いてみるのです。
当然、最初の作品からいきなり30分超えのシンフォニー(交響曲)を書こうとするのは…無理難題でありますので、小さなものから取り組み、それを継続していくことが大事かと思います。

曲を書く!!

というと、実際に五線紙に向かって音符を書く作業を思い浮かべると思いますが、楽譜を書く作業が苦手な方なら、書かずに頭に残しながら作曲するのでも構いません。録音してそれを残すのでも最初は全く問題ないと思います。

とにかく作曲活動をしてみることが、作曲ができるようになる唯一の道なのです。


必要な知識はその都度身につけていく



作曲に限らず、音楽に置いて、

全ての基礎を学んでから本格的に取り組みたい!!

という方がたまーーーーーーにいらっしゃいますが、音楽界に置いて、基礎というものは溢れんばかりに世の中に出回っているわけです。作曲に関しても、和声学・対位法・管弦楽法などなど、基礎に関するものは大量にあります。それらを網羅したい気持ちもとっても大事ですが、「作曲ができるようになる」ということを優先するなら、

作曲に関する知識は作曲しながらその都度学んでいく

ということが大事かと思います。大量の基礎を全て網羅するまで待ってしまうと、我々はおじいちゃんになってしまいそうです。

自分も、和声学・管弦楽法については大学2年生から、対位法については大学4年生の後半から始め、作曲活動と並行しながら学んできました。

知識に限らず、記譜についても作曲しながら、実際に書いて書き方を覚えていくのでも十分な気がします。作曲ソフトも同様です。(今初期のファイルを見返すとひどいもんですが笑)
新しく身につけた知識・技法は作品を新しく生み出していく過程で生かしていけば良いのです。


自分が作曲を始めたきっかけ


さて、当然ながら自分も気づいたら作曲を始めたのではなく、作曲する機会があり、そこから没頭していきました。

世の作曲家の中では、大変遅い方かと思いますが、自分の初作曲の体験は中学3年生でした。当時、ヤマハ音楽教室でエレクトーンを習っていたのですが、ちょうど中3の夏にコンクールの上位大会で初めて賞をいただき、自信も少しづつついてきたり、より上手になりたいと思ったりしていた時期でした。

当時の担当の先生から、
「作曲の経験がないのはこの先困ると思うから、作曲の発表会に出てみよう」
と言われたのがきっかけでした。

ヤマハ音楽教室には

JOC(ジュニアオリジナルコンサート)

という創作の発表会(作品発表会)があります。こちらがなんと、年齢制限があり、中学3年生までしか出れないという決まりがありました!
つまり、創作の発表会に出るにはラストチャンスだったわけであります(笑)

そんなこんなで、あれよあれよと作曲をすることとなりました。
先生のサポートもあり、なんとか4分程度の作品(当時好きだった吹奏楽の作品のいいとこどりみたいな作品だったと思う笑)を書き上げることができ、
推薦楽曲として次の選考にかけていただいたこともあり、作曲に対しても自信や興味が湧いて…今に至るという感じです。

これがなかったら、間違いなく今作曲家として活動はしていないと思うので、
当時の担当の先生には感謝しても仕切れません!


最後に

最後の方は、個人的な経験談にはなりましたが…
重ね重ね言いますと、作曲ができるようになるには、

作曲をすること

が一番の近道です。簡単なものでいいのです。それを積み重ねていくことで、長い作品や壮大なストーリーの作品が書けるようになるのです。

「作曲って難しい…」
「なんだかわからないことが多い…」

とネガティブにならずに、ぜひ多くの方に作曲の経験をしてほしいなあと思います!

2025.1.7.


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