オフィスの空きスペースを活用してみたら空間の変化が楽しめた話
建築ジャーナルnote担当の雨宮です。
ゆるーい感じでぼちぼち書いていきたいと思います。
まず、『建築ジャーナル』について
『建築ジャーナル』は1978年創刊の建築・都市にまつわる月刊誌で、
ごくおおまかにいうと
全国版共通の50Pのモノクロページと、
後半の地域別(東日本版・中部版・西日本版・九州版)のカラーページ
から成り立ちます。
↑※このエディション違い、意外と知られてない!?
で、
モノクロ部隊の 編集部3名(販売、広報、書籍編集も兼ねる)と
カラー部隊の 営業部7名(営業といいつつ編集も兼ねる)で
月刊誌をつくってます。
というわけで、広報や販促も私含む編集部で行うのですが、
編集長も、後輩Y氏も忙しいので、必然的に私が(ひまなわけじゃあないよ)一人広報になりますね。
で、
ここからが本題
「販促してね。ただし0円で」
わかってたけど予算はつきません。
0円でできることを考えます。私の人件費は魔法で0円としますね。
これ言わずもがなですが…(なかったので)
①SNSを立ち上げる
Facebook 2015年10月に登録 https://www.facebook.com/kenchikujournal00/
Twitter 2017年10月に登録
https://twitter.com/kenchikujournal
note (SNSではないのかな?←わかってない) 2018年3月に登録
https://note.mu/kenja
でも正直、私アナログ人間なのでこの類は今も全然わかってないです。
それでも、始める前よりは月刊誌の売れ行き微増してますし、
直接ご感想が届くのでモチベーション上がってます!
あたらしい若い購読者も増えた、と感じています。
…うーんでもそれ以上のことはわかんないんで、次行きます。
➁オフィスの0円空間を使う
元々コンサート・イベント科というハチャメチャな科を出てるので、
次に思いついたのは「イベント」。なんかやろう。
無料の会場ないかなぁ…。お!あるじゃん、このオフィス!
で、何やろう……
あ! 目についたのは宝の山。『建築ジャーナル』のバックナンバー
ちょうど棚卸でほうっておくと捨てられてしまう子たちです。
というわけで何のひねりもないですが、第一弾イベントは、
「建築ジャーナルオープンオフィス&即売会」
チラシは私がちょいちょいっとエクセルでつくったんでしょぼいけど…
これも0円でクリア!
以降のチラシも私です。エクセルです(笑)
段ボールだし、ブックスタンドだし(笑)
宣伝はSNSと連載の著者、定期購読の読者にチラシ同封のみ。
それでもなんだかんだと来てもらえて、
著者や読者としゃべったり、
会いたかった建築家、ライターさんが来てくれたり
なかでも嬉しかったのが、建築学科の学生さんとの交流。
「出版社にも興味があって」と職場見学のような展開とお話に。
最終的に
「同級生と違う変わった雑誌を読んでみたいんで!」
(えーと…ほめてるよね?)
と購読者になってくれたのです!
これは涙出そうに嬉しかった。
味をしめた私は「会いに行ける出版社」にしよう、
と意気込んだのですが、日々の業務に忙殺され…
宣伝できてはいませんが、
地味に開放はしてるつもりで、いつでもバックナンバー見れますし、
有料でコピーサービスもやってますので、
アポなし(できればありがいいけど)でいつでも気軽にお寄りください!
ーーさて、ほぼ2年経過ーー
(いやこの間も販路増やしたり、地味に販促してるはしてる)
また、オフィス空間の変化を味わいたくなってきた。
そこで企画したのが、
「建築ジャーナル公開討論」
普段なら100人規模のイベントになる豪華登壇者たちと
うちの狭いオフィス空間で、文字通り膝附合わせて討論
という魅力的な会。
そして熱量そのまま誌面に!掲載誌はこちら↓
アンケートにも異例の参加者ほぼ全員からの回答をいただき、
これも誌面に掲載してます。
余談ですが、
何気に1000円台のなかなかいけるワイン取りそろえたんだけど、
あんまり注目されなかったんで貼る↓
トラヴェルサ ノーブル・アリアンツァ・レゼルバ(ウルグアイ)、
リオン・グリー・ ララ・ニャグラ(モルドバ)、
キンタ・ド・コーレイヨ(ポルトガル)。
すべて土着品種、開けてすぐひらくで選んだ3種。
でした。
元喫茶店店主なんで、コーヒーもその場で手引きミルでひいたんだけど、
全然生産追いつかず…
主催者コーヒー淹れるべからずですね。
ワインとコーヒーはまったくの趣味なので私の持ち出しで(笑)。
さて、話がそれましたが、これ見て下さい。
目次です。
公開討論1「建築の論点」
批評に必要な座標とリスペクト
倉方俊輔×豊田啓介×藤原徹平 司会進行・五十嵐太郎 4
公開討論2 「都市の論点」
「パーク」と「社会実験」
安藤哲也×大藪善久×福岡孝則 司会進行・泉山塁威 16
お気づきでしょうか?
「公開討論2」とありますよね。
そうなんです。
SNSを見てくださった登壇者(というより企画者)の
「都市バージョンもやりたいな」
ぼそっとつぶやき、見逃しませんよ、早速ご連絡。
「やります?」「やりましょう!」
となり、
緊急開催★建築ジャーナル12月号公開討論【都市編】
12月号掲載ですから…
かなり冒険な日付ですが(笑)
もう本当におんぶにだっこで即企画していただき、内容決定から、
登壇者のスケジュール調整まで!
感謝、感謝です。
これがまた面白かった。
(内容は本誌を読んでくださいね。)
アフタートークでは、
「大人が遊べる場所ないよねー」
「大人だって遊びたい」
と、本気で遊びの話をしたり。
両討論とも11時ころまで話が弾んで盛り上がりました。
この時点では、オフィスはサロンともバーとも言える空間に早変わり!
場所性ではない、そこで行われること、人のふるまいによる空間の変化を感じることもでき、なかなかエキサイティングな機会でした。
そして、討論会で話足りなかった部分、もっと突き詰めたい部分からまた新たな特集を組むことにもつながったり。
↓
スペース広げたことで、オフィスに人を呼べるようになり、
イベント前後にも
対談や鼎談も次々に開催、収録。
↓
無理やりまとめると、
お金かけなくてもできることはあるし、
オフィスの遊休スペース結構つかえるよね、
って話でした。
長文、駄文にお付き合いいただきありがとうございます。
先ほどの新人さん歓迎会で来週の記事2本がノリで決まりましたので(笑)
また来週!
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