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BFF ベタ・フラッシュ・フォワード[12]山川 陸・連ヨウスケ【繰り返し、塗りつぶし】

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*『建築ジャーナル』2019年12月号の転載です。 
 誌面デザイン 鈴木一誌デザイン/下田麻亜也 

山川 陸 …一年を通じて11名の作家への取材を行いました。当然ながら、通ずることがあれば、また独自の物事もある。建築に絞ることなくこの取材を行ったのは、より普遍的につくることからリアリティを考えてみたかったからです。漫画と文章で織り上げようとしたことを、思い出してみます。
連 洋介…大森記詩(彫刻家)がプラモデルのパーツを素材として扱うことは、端的に世代意識を感じます。「本物」の二次表現としてのプラモデルを、その大きさ・厚みのプラスチック素材として見つめる態度は、真に新しいもの、未知のものなどないかのように思える社会に過ごす私たちのリアリティのよう。対象を見つめる私自身の身体を信頼するほかないのかもしれません。

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山川…その感覚は全員に通じる部分でしょう。tofubeats(音楽家)が自分にとっての一次情報ーたとえばニュータウンやチェーン店を武器にしていることと、そんな彼の音楽がポップスとして受け入れられていることは、より広く時代的な共感だと教えてくれます。一方、遊びのようでいて真剣な動画コンテンツを配信することには、受け手を単なる消費者だと割り切りたくない気持ちだと思いました。クラブという場に抱いた共感を、音楽そのものに実装させようとする点も興味深いです。

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