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一章「イチジクと昆虫」 二章「こんなに簡単にできる果物いろいろ100%の自給自足」

「1本のイチジクが里庭を変身させます。」


はじめに


試行錯誤の経験を重ねて見えてきた果樹の手入れ方法の一例です。
60年の経験と言ってもたかが60年ボッチです。
年に一回の収穫を60回程しか行っていません。
60回と言っても20年程は満足な結果など出せませんでした。
諦めず、腐らず続けることだけでした。
虫たちにグチャグチャに葉っぱを食べられて「コンツキショ」と思った時もありました。
虫たちを呼び寄せていたのは実は私の傲慢な手入れと気づくまでにとても時間がかかりました。
様々な経験を重ねなてくると「虫は友」に変わって来ました。
彼らの存在がなければ無農薬果樹や野菜を得ることは出来ないことを今さらながらに思い知らされました。
昆虫たちに感謝する中間報告とし「イチジクと昆虫」と「家庭果樹の収穫100%の管理」を紹介させていただきます。


庭先の小さな里庭雑木林。

林を構成している植物は「コナラ、カシワ、カマツカ、ウメモドキ、コムラサキシキブ、シャクナゲ、キハダ、エゴノキ、ハンノキ、サザンカ、スギ、サワラ、アスナロ、エノキ、イチジク、ナンキンハゼ、ミカン、オオムラサキツツジ、イロハモミジ、カキ、ビワ」の21種類です。


神保流剪定術

庭やベランダで育てる果樹などの手入れはNHK趣味の園芸でも「神保流剪定術」として何度か紹介させていただきました。

木を大きくせずに沢山収穫する方法。
果樹は日当たりなんて大して気にしないことなど、これまでの常識からかけ離れた管理を紹介させていただきました。

限られた空間を最大に活かし、住宅地やベランダでの果樹園やビオトープづくりを目指されている方、現在実施している方、果実の収穫量が少ないなど、お困りの方など私のちょっとしたヒントやアドバイスとなれば嬉しいです。

本文で取り上げている果樹は全て神保自身が自宅で管理しているものです。
管理手法は約60年ほどの年月を経て神保自身が試行錯誤して得たオリジナルの手法です。

一章
イチジクにやって来た昆虫たち

一章で紹介するのは、ここ1ヶ月(2024年8月中)に「イチジク」やって来た昆虫たちです。
二章ではレモン、ウメ、ブルーベリー、リンゴ、キンカンなどの果樹などの実を付けさすための剪定など管理方法です。


イチジクの実は生食、ジャム、砂糖漬けなどにしていただきますが、昆虫たちの分も残しています。

一本の果樹があることで小さな林は、楽しい空間となっています。

里庭づくり、バタフライガーデンやビオトープ作りの参考にしてくださればと思います。


樹高2メートル程ですが年間(5月〜12月)300個ほどを収穫しています。

イチジクは剪定が収穫量を決めます

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