他者基準か自分基準か
部下を育成するときに
「褒めて伸ばす」やり方が
有効であるといいます。
確かに
ダメ出しばかりするよりも
それでいいんだ
よくやったね
と言ったぼうがが良いのでしょう。
ただ
「褒められる」
というのは
他者から
認められるという報酬です。
褒められることに
フォーカスしてしまうと
報酬がないことに対して
欠落感が生じてしまいます。
他者の意向をかなえることで
他者から認められる。
その報酬がないと
安心できない体質になってしまうときついです。
安心できないだけでなく
他者から認められないと
「自分はだめなんだ」と
必要以上に自分を否定してしまうことに
なるとさらにきつい。
他者もいろいろです。
要求レベルが
高い人もいます。
そこまでやらなくてもいいのに
最上を目指す人。
そういう人は
なかなか自分も他者も
認めようとしません。
まだだめだ。
こんなもんじゃない。
もっとできる。
こういう人に認められようと思ったら大変です。
「どこまでやればいいんだ」
と途方にくれます。
そこまでやらなくても大丈夫です。
自分自身が
「ここまでやったじゃないか」
とやれたことを認識すればよいのです。
他者の期待に応えるのではなく
自分で自分を認める。
決して自己満足ということではありません。
高いハードルを超えるだけでは
人は成長しません。
自分で自分を認める。
自分の行動を
ひとつひとつ積み重ねて
夜の晩酌やお風呂などで
今日もがんばったなーと思えれば
それで良いのです。
他者が設定した基準に
達したか達してないかは関係ありません。
自分が
他者基準で生きているか
自分基準で生きているのか
いちど振り返ってみると良いと思います。
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