コーチの役割。
3児の父。主夫をしながら子育てと趣味を満喫しています!
2024年はテニス選手を指導しています。今回は守屋宏紀選手です。
守屋宏紀選手は現役選手で貴重な存在だと思っています。全日本選手権優勝、グランドスラム予選通過、グランドスラム本戦の実績を持った選手です。実はもっと評価されてもいい選手だと思います。しかし、私にとって守屋選手をいい方向に導くいいチャンスだと思っています。
ヌメアでは予選を勝ち抜き1R.バンコクでは予選を勝ち抜きQF.この2週間で、8試合を戦うことができました。6勝2敗。もちろん負けた事は悔しいです。しかし多くの事をこの8試合で学ぶことができました。
私の仕事は練習やトレーニングを管理することだけではありません。誰でも同じぐらい量と質をしているはずです。
では何を指導するべきなのか?選手が持っている長所を見抜いて後押しすること。試合で成功できるのか?どう使うのか?どの場面で使うのか?など試合中に上達させるのです。試合で成功させる事が選手に自信を与えることになります。いくら練習しても試合で成功しなければ選手は強くなりません。ですので試合のあの場面で次使うからこの練習をすると決めて練習します。
ATP CHは選手がコーチが座っている場所に行けばコーチングを受けていい事になっています。私は選手が来たら具体的なコーチングを的確にします。しかし私は昨日、詳細は避けますがコーチングすべき所で的確なコーチングができませんでした。私自身もツアーを長く離れており緊張感のある試合を観て疲労が蓄積されていたのだと思います。コーチが俺でなかったらあの試合は勝てていたのではないか?など自分自身の実力のなさを感じました。私は選手にもっと強くなって、もっと稼げる選手になってもらいたいのです。私のコーチングスタイルは選手の強みや長所を見つけ出し、それを選手に的確に伝えることです。これができないと勝てないからできないことに取り組むスタイルもあると思いますが私はその反対でコーチングします。もちろん修正はしますがそれはどんなに練習してもその選手の武器に繋がる可能性が低いと思っています。
一晩空けて改めて悔しさが増してきました。今日は選手は連戦で休みますが、私は選手が試合のつもりで会場で試合を観たいと思います。コーチも精神的な強さの訓練が必要だと思っています。もし次にチャンスをもらえるのであれば勝たせるコーチングをしたいのです。
もしチャンスがあればの話しですが、いつチャンスが来てもいいように過ごすしか今の自分には方法が見当たりません。