大坂なおみ選手が全仏オープンを放権
塚田健一郎ともうします。
中国雲南省、昆明在住。
先策国際学校でテニスチームのコーチをしています。
全仏オープンテニスに参戦していた大坂なおみ選手が放権しました。
世界的にもトップアスリートである大坂選手の言動には大きな影響力があります。
最初に結論を書いてしまうと
マネージメント会社、何をしているんですか?
選手を守るマネージメントができていない。
試合後の記者会見は拒否するとの発言。
大坂選手自身から鬱病を告白。
そして2回戦を放権。
これが一連の流れです。
大坂選手を応援しているファンにとっては残念なことです。
そして東京オリンピックはどうなんだろう?
鬱病なら出場できないと思います。
鬱病を発症すると治るまでかなりの時間を要します。(経験ありませんが)
家にいれば治る病気ではありません。
そしてメディアは今後も大坂選手を放ってはおかないでしょう。
私も教育者としてテニスを通じ、
次世代の人間を育てていく立場で書きたいと思います。
1.記者会見の拒否
大坂選手のチーム。メディア関係担当者を通じて全仏オープン、WTA(世界女子テニス)に水面下で相談はできなかったのだろうか?
拒否した場合の罰則などを含めて。
拒否する理由を明確に真実を伝えるなど。
しかし自分自身のSNS投稿での告知。
それでは大会側としても簡単に受け入れることはできないでしょう。
2.鬱病の告発
これはとても気の毒です。
心の病気は痛さがわからない為、軽視されがちですが完治しにくい病気だと思います。
鬱病の方は自分では認識できないのでチームが対応すべきです。
3.全仏オープンを放権
1回戦を勝利した後の放棄です。
大会前から鬱病であれば大会をキャンセルして治療に専念するべきだったと思います。
全仏に出場するとコミットしたのに会場にきて精神が安定せず
記者会見を拒否宣言をして最終的には放棄する。
これはアスリートとしていかがなものでしょうか?
全仏オープンや選手に対してのリスペクトがない選手と大きな誤解を与えてしまいます。
メディアの質問は選手を地獄に落とすような質問だったり、人格を否定するような事があるのも事実だと思います。
しかしトップアスリートはコート外でのストレスに対応するために、有能な人材を集めているのではないでしょうか?
これは親、コーチ、トレーナー含めて、エージェントの仕事です。
選手の鬱に気づかないなんてありえない。
これからテニスを通じて若い世代を教育していく立場の私に考えさせられる出来事です。
本人の人間性作り
周りのチーム作り
情報管理
その他の対応など。
大坂なおみ選手の復活を期待しましょう。
今日も素晴らしい一日をお過ごしください!