
テニス選手、テニス協会が活動費、資金がない。根本的な原因とは
3児の父。プロテニス選手のツアーコーチをしています。
テニスはお金がかかります。そして自分が稼げるようになるまでに練習環境、コーチ、トレーナー、ケアーのチームを作るのが成功への近道なのは間違えないです。
また同じことがテニス協会にも言えるでしょう。スポンサーからの契約金が選手の活動を支えています。しかし、なぜに毎年活動資金が足りなくなるし増えないのでしょうか?
毎年スポンサーからの契約金を使っているだけだからです。
使えばなくなる。当たり前。これを繰り返しているだけ。
例えば年間1,000万円の契約金があるとします。(もちろん足りない)
1,000万円を10年間継続したと考えます。
全て使うのではなく年間200万でも投資をすれば10年で2,000万の投資金に積み重さなっていきます。最初は少額ですが年数が積み重なるほど投資の配当金が大きくなっていきます。数年後には年間1,000万の契約金のみではなく、プラス配当金で活動できることになります。更にもし現役引退してもチャリンぐらいは入るでしょう。
これがいつまでたっても運営費や活動費を増やせない原因ではないでしょうか。
日本で投資と聞くと負けるみたいなイメージがありますが、投資をしないと負けます。一番最悪なのは銀行に現金しかないことでしょう。世界ではクラブ運営の為に契約金が発生した場合、最低は初期運営に使いますが予算がまだある場合は置いておくのではなく投資にまわします。国だってやっていることです。もっと早く行動していれば優秀なスタッフにしっかりとした報酬を払えて、世界に通用する選手が多くでる可能性は広がっていたでしょう。

これ日本で一番を決める、全日本テニス選手権の男子決勝の日です。
これだけのマーケットしかない現状をどう受け止めて行動するのか。