速いボールを打ってるだけでは、いつかは追い付かれる。
3児の父。プロテニス選手のツアーコーチをしています。
中国に来て中国国内の試合を5大会帯同する事ができました。最近の中国🇨🇳選手の活躍から今後どのような選手が出てくるかも楽しみです。
気になる事があり記事にしたいと思います。特に中国の女子選手はパワーとスピードがあります。
しかしスピードだけで押し切れるほどテニスは簡単な競技ではありません。試合の序盤は新しいボールとスピードで数ゲーム相手を圧倒するようなプレーをしているのですが、相手がスピードに慣れてきて返球率が上がると手数が増えてポイントに緊張や駆け引きが生まれます。そしていつの間にかスピードやパワーだけでは勝負できずに、一気に追い付かれて逆転されます。そんな試合を沢山観ました。一見強く見えますが、内面は大した事ありません。若いうちにクレーで試合してきたら?なんて思います。
日本人選手やコーチは、中国は沢山いい選手が出てきているとイメージができ上がっていると思います。しかしその反面、そこまで強くない選手が沢山いるという事を忘れないで欲しいです。人数がマンモスのようにいるからトップが目立つだけなのです。私から見ると、これだけ人数いるんだからもう少し強い選手いてもいいと思ってます。ジュニアの試合を見る限り、日本のジュニアの方が全体的なレベルは上だと思います。細かい技術やフットワークの良さ、安定したプレー、展開や駆け引きなど。
しかし選手の数では勝てません。
テニス人口350万人の日本と
テニス人口2000万人の中国。
中国はテニス世界人口の23%を占めています。テニスコートの数も世界第2位。
量より質?
質より量?
でも人数いなかったらもっと工夫しないと強くなれないとも思いますが。