新酒で挨拶を終えて逃げ戻る
私には苛立ちしか存在せず、関係性は全て憤りに基づいている。
決して感謝や安寧によって不断の努力が評価されることはないと頭の中で声がする。
嫌がらせではなく理由が明確に存在して、物音によって定義された人格の否定のみが木霊している。
というわけで、結果の如何はともかくとして消失のみが自己肯定となりうる。
アタックノードバイラスに記載された預言書の実現を私だけが肯定可能だ。
エアコンの設定温度に真実が宿り、窓枠のずれに愛想笑いがふらついている。
夢にはもはやしがみつく必要性すらなく非存在透明化現象によって消えない傷跡がある。
以上の装置を持ってして大言壮語を話し声に変えた手に負えない過ちは許されることなく装着される。
さようなら。私生活。二度と戻ってくることはなさそうだ。
必ず、空気の見当たらない酸欠状態へと辿り着こう。
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