
「子宮に沈める」
数日前、神奈川で8歳息子を自宅に置き去りにした母親が逮捕されたニュースを見て、この映画をついに勇気を出して見た。
なかなか帰宅しない夫、俊也を待ちわびる娘の幸、息子の蒼空に「もう少し待とうね」と言い聞かせる由希子。良き母であろうとする由希子は、家事、育児を1人でこなす毎日。俊也に別の女の影を感じる由希子は、久しぶりに帰ってきた俊也を自分に振り向かせようとするが拒否され、一方的な別れを突きつけられる。離婚後、新居のアパートで3人での生活が始まる。若くして結婚したこともあり、学歴や職歴もなく、医療資格受験の勉強をしながら長時間のパートをし、シングルマザーとして2児を養う事になる・・・。
2010年の大阪2児放置死事件を基にして制作されたもの。
後半つらくて耐えられなくなったけど、それでも子どもがずっとママを待つ姿から目が離せなかった。
実際の事件はもっと残酷な状況だったはず。
ラストの展開と描写は少し意外だった。
母子家庭だった自分を思い返して、頑張って育ててくれた母に感謝。
自分が家庭を築くかは分からないけど、その時はこの映画をもう一度見ようと思う。