最高裁裁判官国民審査、今崎幸彦最高裁長官、宮川判事にはバツ
国民審査
最高裁裁判官国民審査は、政治的選挙ではなく、公職選挙法上の制限を受けません。罷免を求める運動、罷免呼びかけは自由に行えます。投票日当日に呼びかけすることも可能です。みなさん拡散してください。
司法には、国民から最も遠く、直接影響を及ぼすことが困難です。国民審査が唯一の直接的手段になります。裁判官として不適格な人物を罷免しましょう。
仮に罷免ができなくても、×の数が多ければ多いほど、最高裁に衝撃を与えることができます。最高裁とて国民主権の下にあります。裁判官が独立しているからといって、何をしてもいいわけではありません。
2022年6月17日、最高裁は、福島原発事故に関する国の責任がないという判決を下しました。その判決は、『令和4年度重要判例解説』(有斐閣)でも、「速やかに変更されるべきである」と書かれているほど、論理破綻した判決でした。このとき裁判長を務めた菅野博之裁判官は、判決の1ヶ月半後、東京電力代理人が所属する法律事務所の顧問に就任しています。
この判決直後、当時の岸田政権は、原子力回帰に舵を切りました。まさに異例とも言える最高裁判決が原子力政策を反転させたのです。最高裁裁判官の適格性は厳しく問わなければなりません。
原発事故が万一起き被害者になると、裁判に関係せざるをえなくなるかもしれません。また、この先、裁判に巻き込まれないとは限りません。酷い最高裁判決が出てしまうと、一般人でも後々大変なことになります。
2024年度国民審査では、原発問題の観点から、今崎幸彦・最高裁長官と宮川美津子・判事は不適格です。
国民審査は、何もかかないと信任したことになってしまうというとんでもない制度です。 × と書いてください。
今崎幸彦 最高裁長官の不適格性
今崎幸彦最高裁判所長官は、福島原発事故に関する「いわき市民訴訟」で、
最高裁上告棄却決定を下しました。
いわき市民訴訟は、国及び東京電力を被告として、その責任を問うた裁判です。東電は上訴を断念、最高裁では国の責任が問われるはずでした。
今崎幸彦には × をお願いします。
宮川美津子・最高裁判事の不適格性
宮川美津子・判事も、最高裁判事としてふさわしくありません。必ず × をしてください。
ジャーナリストの後藤秀典氏から以下の情報を頂きました。後藤秀典氏は、『東京電力の変節 ─ 最高裁・司法エリートとの癒着と原発被災者攻撃』(旬報社)という本で、裁判官と東京電力、国との癒着を明らかにしました。
宮川美津子氏
2023年11月6日最高裁判事に任官 第一小法廷所属
宮川氏は、1995年4月から最高裁判事任官までTMI総合法律事務所のパートナー弁護士(事務所の共同経営者)を務めた。
東京電力福島第一原発事故で愛知県、岐阜県に避難した人々が、東京電力と国の責任を問い、損害賠償を求めた「だまっちゃおれん!原発事故人権侵害訴訟・愛知岐阜」の控訴審判決が2023年11月22日、名古屋高裁で出された。東京電力の責任は認められたが国の責任は認められなかった。「だまっちゃおれん」訴訟で、控訴審から東京電力の代理人をTMI総合法律事務所の弁護士が務めている。
2023年12月、原告・避難者は上告。2024年7月19日、最高裁第一小法廷に係属が決まった。一方の当事者である東京電力の代理人の所属法律事務所と担当する最高裁判事の出身事務所が同じであることは、公平性に反するとして、原告側は、宮川判事に対し、「回避」を要求した。(回避とは、裁判官が自主的に裁判から外れること。)しかし、現段階まで、宮川判事は、回避していない。原告側は、現在、宮川判事に対し忌避申立てを準備中だ。
TMI総合法律事務所は、ほかにも津島訴訟(仙台高裁控訴審中)、九州訴訟(福岡高裁控訴審中)で東京電力側の代理人を務めている。今後これらの訴訟が最高裁に持ち込まれ、第一小法廷に係属すれば、「だまっちゃおれん」訴訟と同じ事態が起こりうる。