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【069】リアルな停滞期カップルの結婚まで道のり 映画 「グットストライプス」感想


こんにちは。

ここのところ「花束みたいな恋をした」・「僕の好きな女の子」と

女のリアルな恋愛映画の感想を書いてきましたが、

今日も一本恋愛映画を紹介したいと思います。








それがこちら

グットストライプス

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主題歌 大橋トリオさん「めくるめく僕らの出会い」


聴けば聴くだけ味が出てくる不思議な歌です。

良かったら聴いてください!!


「めくるめく僕らの出会い」 歌詞はこちら

青いレモンかじってみる
流れ出した窓際のラジオ
ちょっと斜めの椅子に座って
頬杖つきぼんやりしている
遠くのカモメが
ブルーの空に似合っている

覚えたての言葉集め
繋げてみる僕なりのセリフ
君が何処かへ僕から遠くへ
空想の世界飛び出してしまう前に
追いかけよう
そして足跡に花咲くでしょう

めくるめく僕らは出会い
再び恋してく予感
二人は目と目を合わせて
星屑の下で口づけする


チョコレイトにスパイスとか
僕と君はそんな関係
そして二人のちょっとした隙間に
可愛い蕾が顔出してるよ見てごらん
小さな吐息
春には可憐な花咲くでしょう

めくるめく僕らは出会い
再び恋してく予感
二人は目と目を合わせて
星屑の下で口づけする

二人は出会って
いつから恋したの
今日からはラブリーデイ
微笑んでスマイリーフェイス
きっと僕らハッピーデイ
このまま夜空へ
それから朝がきて
また君に恋する



予告


あらすじ

自由奔放な文化系女子の緑(菊池亜希子)と、優柔不断なおぼっちゃまの真生(中島歩)は共に28歳。交際4年目でマンネリぎみ。お互い別れることを考え始めた矢先、緑の妊娠が発覚し結婚をすることを決める...。


感想

タイトルの意味

この「グットストライプス」とは“素晴らしい平行線”
お互いの価値観を無理に交わらせるのではなく、
共に歩んでいくという意味だそうです。

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まずこのオープニングのアニメーションや登場してくるインテリアや服装が
大好きです。笑


とにかくこの作品は冒頭から2人の会話が盛り上がらず、カップルのマンネリ具合の空気感がリアルで面白いです。
(中島さんは映画初出演ですごいガチガチだったみたいですね。)

(演じた2人曰くあまり練習もしなかったようで、二人の相性が良かったのではないかと話しています。)

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プロポーズもあっさりしていていてこの2人大丈夫か?ってなります。

(この下記のシーン、中島さんは少しウトウト気味だったみたいで、結局そこがリアルで良かったと監督は話しています。確かにシーンを観るよくみると、声が少しダルそうに眠く聴こえます。笑)

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妊娠をきっかけに流れで結婚することを決めた二人は、お互い飼っているペットとも含めて2人と2匹で一緒に住みはじめるんですが、


自分の生活する場所に相手の荷物が加わって、
プライベートスペースに変化が生じます。

真生の台詞にもありましたが
「部屋全体のバランスが・・・」っていう気持ちすごい共感しますね。笑

同棲生活って楽しいけど、きっと誰しもが通るちょっとした壁ですね。

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それにしてもこの作品は、出てくるエピソードや台詞がとてもリアルです。

特に結婚式の打ち合わせとか、、あくまで結婚式は2人の夫婦としてのスタートですが、そこに向かうまでの男女の思考回路?というか考え方の違いがなんか観ていて既婚者でも未婚の身でも共感することができます。


オーディオコメンタリーを聞いていると、監督や友人などの実体験が織り交ぜてあるとか…。そして裏話も面白いです。

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撮影の裏話

ここで一部紹介します。

・予告でも登場する真生の部屋でのCDやDVDの棚での2人の喧嘩のシーンで中島さんは本当にイラっときたこと。

・緑のペットは常に2匹体制であったこと(体調のいい方を使う)また、そのペットの水槽が途中で割れてしまい、スタッフが買いに行ったこと。

・映画に登場してくる“◯月”のロゴは監督自身が書いていること

・真生が着ているスーツは、中島さんの高校卒業時の自前のもの。

・中島さんは撮影であまりにも猫背すぎて、注意されたこと。

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など台詞もアドリブシーンがとても多かったと話しています。笑
つまりこの出演者だからこそ出来上がった作品で、実体験を織り交ぜているからこそ面白さが倍増しているんですよね。笑



話を戻して

それでも何とか結婚の準備のため、お互いの両親に挨拶に行ったりと進めていくうちに、それまで知らなかった相手のルーツを辿っていくわけですが、付き合って、いざ結婚となってから更に新しく知る相手の事ってありますよね。相手の家族のこと。地元や友人の事なんかも含め。

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特にこの映画では、家族の紹介で緑の「お姉ちゃんデブ。」っていう台詞があるんですが、なんだかんだそこが個人的にはツボです。


友人には絶対ならない人種だけど、家族だから生活を共にしたり、イベントには一緒に参加しなくてはいけなかったり、もちろん似ている面もあるとは思いますが、そういう、めんどくさい集まりが家族というか。


物語中あることがきっかけで緑とお姉ちゃんが喧嘩するんですが、なんだかんだ最終的に結婚式に参加しているのも、ちょっと微笑ましかったりします。


それにしても結婚式って

それにしても結婚式って、なんかすごいですよね。

これまでもたくさんの結婚式に参加してきたけど、それまで他人だったのに、いきなり両親族の顔合わせをして、突然親戚になるんですよね。

それにいろんな人の立場からいろんな気持ちが交差するところがなんか醍醐味というか面白いです。

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そして、相変わらず菊池さん綺麗です。笑

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好きな台詞

真生の言葉。

いつも違うことが起こる
子供の頃から何か期待してもいつも違うことが起こる

生きていると本当そうだなって思います。予定を立てても、予想外なことがふりかかって予定の50%も進まないみたいな。。ま〜時に鬱陶しくも思いますが、それが人生って気もします。


作品中に真生が木の棒を振り回すシーンがあるんですが、
なんかいじけてる感じがリアルで好きです。

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と今日もダラダラ書いてきましたが、(笑)
きっと観る人によって共感できるシーンが絶対あると思うので、生まれも育ちもこだわりも全く違う2人が、お互いのありのままを受け入れることができるのか。そこをポイントに観て欲しいです。

個人的には真生の行動は、ショックでした😵



監督最新作

岨手由貴子監督 最新作 映画『あのこは貴族』も良かったら是非👍


それでは今日もありがとうございました!

それでは楽しい日曜日をお過ごしください✌️







こんにちは。今日は記事を読んでくれてありがとうございます!20代少し仕事を頑張りすぎたみたいで、抑うつ状態になりました。現在人生の雨宿り期間中。日々の何気ない出来事。感じたこと。好きな映画のこと。発信していきます。また読みに来てくれたら嬉しいです!