厄介古参デザイナーにならないために気をつけたいこと
自動家計簿・資産管理アプリ マネーフォワード MEのデザイナー池内です。マネーフォワード社に入って、なんだかんだでもう5年も経ってしまいました。IT業界で同じ会社に5年もいると、もう長老扱いされてしまい、いろいろ葛藤もあります。
それはともかく、マネーフォワード MEには優秀なデザイナーがどんどん入ってくれています。その中で自分が古参デザイナーとして、他のデザイナーが気持ちよく仕事をするために気をつけている点を紹介します。
1. 求められた時にアドバイスする
一番気をつけているのは、アドバイス風マウントです。アドバイスという体を装い、自分の存在感をアピールするのは、チームの一員として好ましい態度ではありません。
そもそも、マネーフォワード MEのデザイナーはみんな優秀なので、教科書的・一般論的なデザインのアドバイスが必要な場面はあまりありません。
自分の身になって考えると、アドバイスがほしいときは、デザインに迷っている時や確信が持てないときです。そういう時は、自分から相談を持ちかけたり、レビューの場を設けます。
であれば、アドバイスするのは、相手から求められた時で十分そうです。相手が求めていない時にアドバイスしても、モチベーションを下げるだけです。
これは気をつけていても無意識にやってると思うので、常に心を戒めようと思います。
2. 情報を提供する
古参デザイナーに求められているのは、アドバイスより、情報提供だと思います。
これまでどのような施策をやって、どのような結果だったか、どういう経緯で今こういうデザインになっているのか。そういう情報を提供すれば、他のデザイナーもスムーズにデザインを進められます。
なので、そういう情報は、求められる前に積極的に情報は共有していこうと思います。(100%できてるとは言えない…)
3. やるなと言わない
これもかなり気をつけていることですが、他デザイナーが過去失敗した施策と似たような施策のデザインをしている時、「それは以前失敗したからやらないほうがいい」とは言わないようにしています。
「それは以前失敗した。おそらく理由は…」と言うようにしています。
なぜなら、似たような施策でも少しやり方を変えるだけで成功する可能性はあるからです。また、時代が変われば、まったく同じデザインでも今度は成功するかもしれません。以前失敗した事実と、失敗した理由の仮説を共有することで、今回は成功する可能性は上がるはずです。
あとは、基本的にABテストすればかなりリスクヘッジできるので、考えすぎるくらいなら試せばいいくらいの心持ちでいます。
さいごに
私が気をつけていることは以上です。他にも皆さん気をつけていることや、別の考え方などあれば教えて下さい!
マネーフォワードのデザイナー求人情報はこちら