動画を制作することは書くことと同じくサービスである
「今日のアクセス数は昨日よりも減ったね。仕事が始まったからなのかな」
今日も私は動画のアクセス数を確認しました。
その後良かった点と改善点を考えました。
「明日は投稿する時間帯をもう少し早めてみようかな」
「撮影時間を短縮して夜ではなく昼休みに動画をアップしてみよう」
最近毎日10~15秒程度の動画を制作するということを始めました。
2025年の目標として始めたというよりも、2024年の年末に
「リール動画やショート動画の機能を有効活用できていないので、有効利用したいね」
というノリで始めました。
SNSで目立ちたい、のような何か強い動機があるわけでもなければ、
インフルエンサーになりたい、という強い目的意識があるわけではありません。
単純に動画制作そのものに好奇心を抱いた、ということです。
動画のネタは毎日都度その場で思いついたものを撮影し、投稿しています。
あらかじめテーマが決まっていることもあれば、何も決まっていない日もあります。
年末年始の連休中は外出先の風景を撮影していました。
外出しなかった日はその日に読んだ本を撮影する、ということもしました。
視聴者はスマートフォンで視聴することを想定し、縦長モード(横が9、縦が16の比率)のカメラ設定で動画を撮影しています。
普段横型で撮影することが多く、横長モード(横が16、縦が9の比率)で撮影することに慣れていたこともあり、初めのうちは違和感がありました。
違和感の原因は何回か撮影していくうちに気づきました。
カメラ内に収めるための考え方が縦長モードと横長モードで異なることにより、普段横長モードでは理想通りに収まっていたものが縦長モードでは収まらなくなったことが原因でした。
原因がわかったので、撮影前に生成AIを活用しながら、他の動画を確認することでシミュレーションしました。
その結果、人物を撮影する場合や、東京タワーや東京スカイツリーなどの高い建物を撮影する場合は縦長モードの方が作成しやすいことを発見しました。
逆に、景色や青空など広い空間を撮影したい場合は横長モードの方が向いており、縦長モードは向かないことが分かりました。
ただ、動画を使えば広い空間を演出することができることもわかりました。
動画撮影時にメインテーマを撮影する前に周辺や背景を撮影する、という技法を使えば空間を演出することができることを発見しました。
これはミステリー小説や旅のエッセイ、マンガで利用している手法で、それを動画撮影に応用しました。
その結果、横長モードの空間性を活用しながら縦長モードでストーリー性のある人物や建物を撮影できることがわかりました。
動画を撮影した後は機械的な作業です。
Instagramのリール動画で編集し、アップロードする
YouTubeのショート動画で編集し、アップロードする
編集はテキストを追加することと、音楽を追加することがメインです。
テキストに関しては動画を投稿する意図や目的を書きます。
こちらはあらかじめ投稿するテーマを決めているため、メッセージを書くことはすぐにできます。
迷うことがあるとすれば、テキストの色決めることです。
テキストの色はなんでもよいというわけではなく、撮影した動画にマッチするものを選定する、というポリシーを持っています。
そのため、テキストの色は毎回設定を確認し、チェックしています。
投稿前に色を変えてテストすることができるので、テスト機能を活用しながら進めています。
テキストの色が決まると見映えが良くなり、自分で観ていても「いいね」と思います。
残りは音楽を追加することです。
音楽を追加するのは一見簡単に見えそうで楽しそうだと思っていました。
実は意外に厄介な工程であることが実際に動画編集をすることでわかりました。
「曲がたくさんあるのだから選ぶのは簡単だろ」
そのように思われがちです。
実はここにトラップがあります。
InstagramやYouTubeには多くの曲がヒットし、追加できるようになっています。
ただ、選択できる音楽が多すぎで逆に迷うことがあります。
選択肢が多くなりすぎると逆に選択できなくなってしまう、という行動経済学という分野のトラップに陥ってしまいます。
さらに、SNSに投稿する以上、選択肢の中から自分の好きなものを選べばよいというわけではなく、動画とマッチする曲を選定する必要があります。
動画とマッチする曲を選ぶというのが意外と厄介で難しく、結局は自分の知っている曲の中から選定することになります。
そのため、同じテーマの動画を撮り続けると同じ曲しか流れない、といういわゆるマンネリ化の事態に陥ることが予想されます。
そうならないためにも、曲についても幅広く知っておく必要があることに気づきました。
普段から様々なジャンルの曲を聴いていたのである程度は柔軟に対応できていました。
さらに様々なジャンルの曲を聴いてバリエーションを増やしていきたいです。
動画制作もまたライティングと同じくサービスであることがわかりました。
特にSNSに投稿するようになってから動画制作はサービスであることがわかりました。
ライティングで習得したマインドセットやスキルを動画制作でも活用できることに改めて気づきました。
Written & Produced & Directed by Kenichi Iwase