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大艦巨砲主義に走った日本の軍人と、インフルエンサーになりたくて仕方がない日本人起業家の共通点

大艦巨砲主義に走った日本の軍人と、インフルエンサーになりたくて仕方がない日本人起業家の共通点

一見すると全く異なるように思える「大艦巨砲主義に走った日本の軍人」と「インフルエンサーになりたくて仕方がない日本人起業家」ですが、実は共通する心理的・戦略的な特徴がいくつかあります。


1. 「大きく見せる」ことへの強い執着

共通点:

  • 軍人: 「巨大な戦艦や大砲があれば圧倒できる」という発想で戦力増強

  • 起業家: 「フォロワー数が多ければ成功できる」「SNSの影響力こそがビジネスの鍵」という思考

🎯 心理的背景:

  • 「見た目の大きさ」や「数字」に価値を感じる

  • 内実よりも「外からどう見えるか」を優先する傾向

  • 「一発当てればすべてうまくいく」という期待感


2. 伝統的な成功モデルに固執

共通点:

  • 軍人: かつての戦艦や火力主義が成功した歴史を重視し、航空戦力の時代への適応が遅れた

  • 起業家: 過去の成功者(YouTuber、インフルエンサー)の戦略をそのまま真似る

🎯 心理的背景:

  • **「過去の成功モデルに依存する」**傾向

  • 「新しいやり方より、実績がある方法を踏襲すれば成功できる」と考える

  • 変化を受け入れるのが遅れ、時代の転換点を見誤ることがある


3. 「資源の投入=成功」という思考

共通点:

  • 軍人: 「戦艦を作るために予算を大量投入すれば勝てる」

  • 起業家: 「広告費やフォロワーを買えばインフルエンサーになれる」

🎯 心理的背景:

  • 「量が質を生む」という思考パターン

  • 「金やリソースを投じれば、結果はついてくる」と考えがち

  • しかし、戦艦もフォロワーも「運用方法」が重要で、単に資源を投じるだけでは成功しない


4. 競争相手の本質を見誤る

共通点:

  • 軍人: 米国の航空機と空母の台頭を過小評価し、戦艦中心の戦力整備を続けた

  • 起業家: 実際の影響力より「フォロワー数」や「見た目の派手さ」で競争相手を判断しがち

🎯 心理的背景:

  • 「相手の本質を見抜くのが苦手」

  • 「見える部分」で競争を考え、「見えない部分(戦略や信頼)」の重要性を見落とす

  • その結果、時代の変化に対応できずに失敗する可能性が高い


5. 戦略より「勢い」に頼りがち

共通点:

  • 軍人: 「大艦巨砲で圧倒すれば戦争に勝てる」という直感的な戦略

  • 起業家: 「バズれば一気に成功できる」という思考

🎯 心理的背景:

  • 「長期戦より、一発逆転を狙うタイプ」

  • 計画よりも「勢い」や「カリスマ性」に依存する傾向がある

  • しかし、実際には持続的な成功のためには地道な戦略が必要


6. 「崩壊すると一気に終わる」リスクが高い

共通点:

  • 軍人: 巨大戦艦が沈められると、一気に戦力を喪失(大和、武蔵など)

  • 起業家: フォロワーの信頼を失うと、一気にビジネスが崩壊(炎上・信用問題など)

🎯 心理的背景:

  • 「一点突破型のリスク」

  • 大きな資源を一点集中するため、一度崩れると立て直しが困難

  • 「柔軟に分散しておく」という発想が弱い


7. 「本質的な価値より、見せかけの強さ」にこだわる

共通点:

  • 軍人: 「戦艦の大きさ」「大砲の口径」が強さの象徴

  • 起業家: 「フォロワー数」「再生回数」「派手な演出」が成功の象徴

🎯 心理的背景:

  • 「本質よりもシンボルを重視」

  • 実際の戦闘力や影響力よりも、分かりやすい数値に依存しがち

  • 「質」より「派手さ」を優先し、本当の価値を見失うことがある


結論

大艦巨砲主義に走った日本の軍人と、インフルエンサーになりたくて仕方がない日本人起業家の共通点は、「見た目の大きさにこだわり、本質を見誤りやすい」点にある。

結局、どちらも「一見すると強そうだけど、持続的な戦略が弱い」ことが共通点と言えます。

**「柔軟に時代の変化に適応し、本質的な価値を見極める力」**がなければ、どちらも長期的な成功は難しいのです。

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