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海外企業の買収事例が示す HR Techの3つのトレンド

こんにちは!ハイマネージャーCEOの森(@kengo_himanager
直近海外での3つの買収案件があり、HRテックのトレンドを強調する出来事として興味深いと思ったので、まとめてみました。

これからの HR テクノロジーにおける3つのトレンド

①HRTechからWorkTechへ移り変わる

先日 Microsoft が OKR ソフトウェア企業の Ally.io (アライ・アイオー)を買収したことを発表しました。

今年2月、私は機関誌 CELM BELIFE で、これからの HR テクノロジーのトレンドは HR Techから Work Tech に移っていくだろうという主旨の記事を執筆しました。

まさに今回の買収はそのトレンドを引っ張るものであり、今後Microsoft は HR 領域で勢力を増していくのではないかと予測します。

WorkTechとは、現場で活用されるツールであり、notionのようなツールもWorkTechに含まれます。

現在 Microsoft は従業員エクスペリエンス プラットフォーム Microsoft VIVA を展開しており、コミュニケーションや研修、掲示板など従業員のパフォーマンス向上のための機能を持ちます。

今回 Ally.ioを買収することで Microsoft VIVA を目標管理まで、拡張しHRTechでのサービスの拡大をしていく事が予想されます。


②HR系のマネジメントサービスが管理系のサービスに統合していく
次に、以前こちらの記事でもお話ししたマネジメントサービスの統合です。

米国市場ではこの統合の動きが盛んであり既にいくつか事例がありますが、先日もモチベーションクラウド企業の Culture Amp が Disco を買収し、話題となりました。同社は2019年に AI ベースのピアツーピア開発プラットフォームである Zugataを買収をしており、AI や自動化、カルチャー作りや従業員のスキルアップを可能にするプラットフォームとして、競合と差をつけたように思います。

Microsoft のように現場が使うソフトウェアが多様な機能を武器にして HR 市場に参入してくるようになり、HR 系のツールは単体では生き残りが難しくなってきています。管理系のツールと統合していくことが、市場における成長戦略であることは間違いないように思います。

HR系ツールの統合の話は、ラスベガスで開催されたHRテックカンファレンスでの話題となっていました。

③ AI ✖️ HR 領域が伸びていく
AIを 活用した HR サービスの進化にも注目しています。

先日コーチングシステムを提供する BetterUp が、AI による感情分析の企業を買収しニュースになりました。

同社はマネジメントやモチベーションに AIを活用していこうとしており、今や時価総額が5000億程度になっています。この買収により、これからリアルタイムでコーチング中の相手の感情の変化や効果を分析し、効果の即効性を促していくのではないでしょうか。

ちなみに、昨年の冬にもHireVue が Allyo を買収したことでAI領域を強化していくという事例がありました。

HireVueの最先端のオンデマンドビデオ面接と評価に、AllyOの採用チャットボットと自動ワークフローソフトウェアを組み合わせることで、採用速度や人材の質の向上、さらには幅広い候補者プールの確保が実現可能になります。

要は、HireVueがAllyOのチャットベースのソリューションを使用して、候補者にはパーソナライズされた選考体験を候補者に提供でき、人事担当者にはスクリーニングされた効率的な採用活動の推進ができるようになるということです。

彼らが、AI主導の候補者エンゲージメントの向上や採用の自動化をリードしていくことに間違いないでしょう。

HiManager」について

実は、ハイマネージャーが提供するHiManager」もこれらのトレンドを押さえています。

SlackやChatworkとの連携により現場が活用するツールに馴染んでおり、機能としても最初から複合型で、目標管理・1on1・フィードバック・評価がまとめて行えます。

また、AI領域に関してはまだ着手できていませんが、これから1on1での称賛たFBの内容をレコメンドしていける機能を目指しています。

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ハイマネージャー
OKR1on1フィードバック人事評価などハイブリッドワークのマネジメントに必要な機能が全て揃ったピープルマネジメント・プラットフォームHiManager」の提供、及びマネジメント人事評価に関するコンサルティングを行っています。

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