Googleから学ぶ!ピアボーナス活用のための3つのポイント

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今日はGoogleの事例をもとにピアボーナスについて考えていきたいと思います。ピアボーナスとはそもそも何かと言うと従業員同士がポイントを送りあえるものになります。

この制度は、 Google が導入しているということもあって最近日本でも有名になってきてると思います。ピアボーナスで有名なGoogleが実際どのようにピアボーナスを活用しているのか、見ていきたいと思います。

それでは Google の活用法のポイントを3つを見ていきましょう。

1.Googleの1回のピアボーナスの金額は16000円と高い

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Googleのピアボーナスの結構高いです。一回のボーナスでも150ドル近く送ることができるのでかなりの額になります。

150ドルというのは平成30年8月末時点で約16000円になるので、かなりの金額ですね。具体的なピアボーナスの実施内容としては、こちらとなっています。

1.自分の直属の上司に対してはピアボーナスを送ることはできない
2.同じように上司は自分の直属の部下にピアボーナスを送ることができない
3.ある人にピアボーナスを送った場合、同じ人には6ヶ月間送れない
4.ピアボーナスをもらった人に対しては、6ヶ月間ピアボーナスを送れない

出典:What are peer bonuses at Google? How do they work?

Google以外の会社で導入されているピアボーナスでは、ここまで厳密なルール設定もされておらず、もっと気軽に少額のお金を送り合う仕組みとなっているかと思います。

Googleの場合は一回のピアボーナスで送ることができる金額が、16000円前後とかなり高いので、マネージャーの承認を必要としたり、お互いに送り合うことができない仕組みとしているのかと思います。

16000円というとかなりの金額であり、実際のGoogleの人の投稿では、これも多くの人にもらえばかなりの金額となるとのことで、金銭的なモチベーションは多少働くといえます。

逆に少額のお金を回数多く送り合うという仕組みは、金額は少ないものの感謝される回数は多くなるため、より自分が感謝されたり、承認されていると感じる機会は増えるのではないかと思います。

2.ピアボーナスは直接現金に変わる

Google では、ポイントを送るのではなく、そのまま現金を送るということで、誰かにピアボーナスを送るとそれが承認された時に次の給与にその金額分乗っているとのことでした。

海外には色々なピアボーナスのツールがありますが、多くはポイントを何かしらの商品に変えるというものが主流です。

ポイントを商品に変えることで実際の金額相当以上のものがもらえることがあったり、会社のCEOとランチにいける、午前休等会社独自の商品を設定することもできます。

直接金額を送るということは従業員からしたら何にでも使えるので、一番良いような気もしますが、会社への愛着心ということを考えると何かしらの思い出に残るような商品に変えるというのも一つの手のような気がします。

ポイントをスカイダイビングや、シュノーケリング等の体験型ギフトのみに変えれるサービスも存在します。

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参考:BlueBoard

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3.ピアボーナスを行う目的は、社員が会社でも素を出せるようにするため

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Google がなぜピアボーナスをやっているかというと、心理的安全性を作るためであると考えています。 Google の研究で プロジェクトアリストテレスというものがあります。

これはどのようなチームを一番生産性が高いのかということ調べた研究であり、その結果分かったのは心理的安全性=会社で自分の素を出すことはできているチームが一番生産性が高かったということでした。

Google のピアボーナスはこの心理的安全性を高めるということに対してうまく使われていると思います。

そのため、私が知る限りハッシュタグをつけて会社のバリューに絡めて評価を行うということはやっていません。

しかし最近のピアボーナスのツールでは、ハッシュタグをつけて会社の価値観に沿った行動を評価することもでき、どのような目的で使うのかということは一度検討してみるとよいかと思います。

まとめ

このようにピアボーナスの多くあるツールであるような、少額のお金を送り合うというよりは、Googleではある程度高い一定の金額をマネージャーの承認付きで送り合う制度になっていることが分かりました。

この方法を取ることで一回にもらえる金額はかなり大きくなり、そして金額も大きいのでその行動によって承認をされていると強く感じることでしょう。

少額の金額を多く送り合うのか、高い金額をマネージャーの承認付きで少なく送り合うのが良いのかは賛否両論が分かれるかと思いますが、Googleが少額のお金を送り合う方法を用いていなかったというのは一つ発見でした。

マネージャーの承認付きであれば、適当なことやあまり大した理由ではないことでは送れなくなるので、ピアボーナスがよりしっかりとしたことに送られるようになるかと思います。

ピアボーナスといってもこのように色々と運用の方法があるため、どういった方法が一番自社に適しているのかを考えることをおすすめします。

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