体験型ギフトでミレニアル世代の離職を防ぐ 海外HRTech BlueBoard
今日はBlue Boardについて紹介していきたいと思います。
Blue Boardというサービスは、2017年の HR Tech Conference のピッチコンテストで優勝した最近話題になっているサービスです。
Blue Board というサービスは具体的にどういうサービスかというと、エンプロイーレレコグニション、従業員を褒めて、かつ従業員はその結果、何か商品がもらえるというようなサービスです。
すでにレコグニション自体は、結構存在するサービスになっていますね。
ただこのBlue Boardが、他の似ているサービスと何が違うかというと、もらえる商品が普通とは違うということなのです。
ポイントで単なるギフトカードがもらえるのではなく、体験型のギフトがもらえる
何が違うかと言うと、一般的なレコグニションでは、例えばスターバックスのギフトカードやアマゾンのギフトカード、また家電やバックなど、ものが中心なのに対し、
このBlue Boardというサービスは、何と体験型のギフトをもらうことができるのです。
体験型のギフトとは、例えばスキューバダイビング、スカイダイビング、ネイルや遊園地、ライブなどです。
実際に何かを体験することができるギフトとポイントを引き換えることになります。
何でこのようなサービスが注目されているかというと、アメリカにおいてFOMO=Fear of Missing outという概念があるということですね。
FOMOとは、イベントとかライブが起きてる時に、そこに自分がいないと、自分がなんか取り残されてるのではないかと思ってすごく怖くなるという意味です。
そのような体験の機会を逃したくないという意味で、アメリカで話題になってる言葉ですね。
体験型ギフトが良い理由
この体験ギフト何がいいかというと従来と違い、3つ良い点があると思います。
1つ目は、体験型のギフトということで、そもそもFOMOという言葉があるくらい、ライブイベントの需要が高く、ミレニアル世代が気が入りやすいということが挙げられます。
2つ目はイベントに行くことによって、思い出に残りやすいということです。
そもそもみんなでスカイダイビングに行くとか、ライブに行くということは、単なる物をもらうということよりも、思い出が強くなって会社に対するエンゲージメントが上がります。
3つ目にイベントに行くと、インスタにあげるとか Facebook にあげるとか、会社ありがとう、などといった投稿もするだろうと思います。
このように周りに周知できる良さがあると思います。
ミレニアル世代に受け入れられているサービス
ミレニアル世代が、単なる給料や報酬ではなく、やりがいとか成長とか、良い会社かどうかみたいなところで会社を選ぶ中で、
このようなBlueBoardのようなサービスを入れていることで、ミレニアル世代を惹き付けることができるのではと、体験型ギフトに特化したサービスとしてとても注目を浴びてます。
ただ、今日本においてライブイベントの需要がどこまであるかという疑問もあります。
単に現金の方が良いのではないかという意見もあるので、そこは今後見ていきたいなと思っています。
実際どうなのでしょうか。ライブのイベントがあった時にみんな行きたいと思うか、というところですよね。
多分一回のイベントは高いので、2万円ぐらいはすると思います。
そう考えると、このギフトをもらえる頻度ってのはそれほど多くないですよね。おそらく3ヶ月に一度くらいかと思います。
また、このようなライブイベントがあったとしても、会社の人と行くのかという問題もあります。
自分だけで行くのであれば現金をもらって、ライブやイベントのチケットを買えば良いという話もあったりするので、どっちがいいのかは、まだ分からないなと思います。
アメリカにおいて、やはりFOMOという言葉もあるくらい、体験型イベントが当たってるとこがあるので、もしかしたら今後日本でもこういったイベントの需要が高まる可能性はあると思います。
例えばウルトラとかとても人気ですけども、もっとそういったイベントに熱が入ってくると、このように体験型に特化してるサービスが人気が出てくるのではないかなと思います。