さよならテレビ
今年は映画館で映画を観たい🎥
週一回くらいのペースで観たい🎬
年初にそんな抱負をたてました。
いまのところ死守していて、今月の3本目。
ドキュメンタリーとは
上映開始直後は、
身内の恥ずかしいところまで現実をしっかり曝け出していて、よいドキュメンタリー
と、不遜な態度で観ていたのですけれど、しばらくすると、
果たしてドキュメンタリーは現実を映し出しているのか?
という疑問が呈され、
これ、ホントにドキュメンタリーなんだろうか、作り込まれたフィクションなのじゃないか?
と思えてくるようなドラマチックな展開になり(視聴率、非正規雇用、働き方改革、放送事故、職場の人間模様......特にアナウンサーの福島智之さんの真摯な苦悩は身につまされるものがありました)、
でも、それは私の日常でもある
という感慨も生まれて、そして、あの終わり方ですよ。構成力がすごい。
第4の権力
社会科見学の子どもたちに報道の使命が語られる場面があります。以下の3つにまとめられています。
1. 事件・事故・政治・災害を知らせる
2. 困っている人(弱者)を助ける
3. 権力を監視する
そして、ベテラン記者/契約社員の澤村慎太郎さんは、自嘲気味に、とはいえ熱っぽく、3番の大切さを語る/3番を体現しようとする(したいと願う)キャラクター(!)なのですが、その澤村記者に対して、監督の土方宏史さんは、
(第4の権力みたいな話って)よく分からないですね
と言い放ちます(そういうの実感ない、という感じに聞こえる)。
これは何だろう。
「カウンター」(反権威)とも「しらけ」とも「ゆとり」とも違う、なんかこう、世界の終わり的な響き(寂寥感)がありました。
好きなシーン
メインキャスターを降板になった福島アナウンサーが「駅前福ちゃん」の取材中にビール🍺を飲む羽目になり、その場面が放送に使われるというシーンがあります。オンエアを見守る局員の笑顔😊がとてもよかった。
まとめ
- すごい構成力で、まるでフィクションのよう。
- 我が事のようにも思える。
- 報道/メディア/ジャーナリズムの行く末を思う。