「ほんまる神保町」に行ってきました
11月3日、文化の日、「技術書典17」のリアル・イベントに参加するため、日帰りで東京に行ってきました。そのついでに、初めて「ほんまる神保町」に寄って、自分の棚を見てきました。
これまでの「ほんまる神保町」の記事
注:この note に、これまでも「ほんまる神保町」の記事を書いています。この記事は4本目に当たります。
ツイートから
本文
ということで、これまで遠隔(リモート)で、ネットで、運営してきた棚の、リアルの状況を、11月3日、短い時間でしたけれど、みてきました。
ツイートは上に載せた通り。その後、ポッドキャストでも言及しました。
WordPress: (S03E17) 技術書典17・ほんまる神保町・松岡正剛
頭の中で思い描いていた状況とは、いろいろな点で違っていたなと思いました。実際の数字やデータから、半ば予想していましたが。
ほんまる神保町のデータサイエンス
6月末(実質、7月)から、ほんまる神保町の棚主になってから、売上に悩んでいましたが、自分でできる範囲でもできることがある、ということで10月9日から、 Web の情報を日々集計して、本の動き(つまり売り上げ)を解析してきました。最初の1週間たったころ、速報的に note にレポートを書きました。
今回は、11月に入ったということで、先月分(10月分)のデータをまとめておこうと思います。
棚ごとの売り上げランキング
前回と同様、棚ごとの売り上げ冊数と売り上げ金額のランキングを紹介します。1冊でも売れた棚をすべて網羅します。総棚数は 320 を超えますが、10/10 ~ 10/31 の間に1冊でも売れた棚の数は 96 棚でした。つまり3分の2の棚は動きがなかった、ということになります。
棚情報はぼかしてます。ぼくの棚、地下1F・52章・05節「灰泥屋」は、赤く囲ってますが、期間中1冊、2,000 円の売り上げでした。
前回と同様に、棚の分布を、売り上げ冊数と、売り上げ金額に対して示してみます。
最高売り上げの棚は期間中、売り上げは7万円を超えていますが、これは稀な例で、2万円を超えた棚は4つ、1万円を超えた棚でも10しかありませんでした。棚賃が賄えた棚は2、3でしょうか?つまり1%、ということは、99%の棚は赤字(シェア型書店の運営だけで見ると)なんでしょうね。
「ほんまる神保町」全体の売り上げ
まずは期間中の日次の、売り上げ冊数と売り上げ金額の推移です。
10月は連休があったり、月末は古本まつりがあったりしましたが、数字としてはこんな感じでした。
まとめ
ちょうど、10月の、ほんまるの「棚主限定イベント」として、ふたば書房社長の洞本(ほらもと)さんの解説ビデオが上がってました。(本題と関係ないですが、自分が年取ったんだなぁ、と実感しましたね……)「棚主限定」なので、内容の詳細には触れませんが、靖国通りとさくら通りの差は、これは相当に大きいのではないのかな、と思いました。
ポッドキャストでも言いましたが、12月の文学フリマで、ぼくのこの辺の活動も一区切りするので、その段階で、ちょっと落ち着いて考えようと、それまでは、できることをやっていこうと、思っています。
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