[悪気のない日記]2020/8/24
そういえば、日記の冒頭に「継続 n 日目」と書くことにしていたのだが、すっかり忘れてしまっていた。えーと、今日で継続七日目だろうか?
今日は生まれて初めて書いた小説の話をしようかと思う。
僕が初めて小説(というよりもただの物語の断片?)を書いたのは、文字を覚えてすぐの頃だったと思う。それが小学校に入る少し前だったか、あるいはあとだったのか、、、思い出せない。
僕は「落ち着きのない蛇」の話を書いた。あっちへニョロニョロ、こっちへニョロニョロ、という風に動き回る蛇だ。蛇は落ち着ける場所を探して旅を続ける。そして、最後にやっと落ち着ける場所を見つける。その場所は博物館だった。そこに、蛇は「落ち着きのない蛇」として展示されることで落ち着くのだ。
この話を書いた当時の僕の意図は、今となってはもう、霞んでしまっている。それでも、少しくらいは覚えている。
僕はその当時(そして今も)それなりの不満を抱えて生きていた。小学生になるか、ならないかくらいの時期に僕が抱えていた不満は以下のようなものだった。
ぼくはみんなから”おちつきがない”とおこられる。でも、それは、ぼくが”おちつきがない”というじょうたいに”おちついている”ということじゃないか。どうしてそのことにきづかないんだ。
もちろん、言語化こそしていなかったのだが、当時の僕は漠然とそのような不満を抱いていた。そして、それを物語の形に封じ込めた。
小説を書きたい、と思う根本の動機は今も変わらないのかもしれない。何かしら表現したいことがあるのだが、それが物語という形にしかならないことがある。だから、小説を書かずにはいられない。
もっと他に表現手段があったらいいな、と思うことが全くないわけではないんだけれど。
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