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あなたの注意ってちゃんと選手にとどいていますか?

お疲れ様です! Kengoです。

今日は、僕が出会ったある選手についてお話していきたいと思います。今回の話は、野球ママさんや野球を教えているコーチの方に読んでもらいたい内容です! 最後まで読んで頂ければ、選手への正しい注意の方法が分かります。実際に、僕が体験した話なので、多くの選手が今回出会った選手のような思いを抱いていると思います。

その選手と出会ったのは、夏の練習試合のときです。試合前に両チームでの合同練習を行ってから、練習試合をすることになっていました。合同練習のノックをしているときに、相手チームの選手から相談を受けました。

その内容は、『監督からプレーが雑だ。とよく怒られるのですがどうすればいいですか?』 こんな感じでした。

しかし、一緒にノックを受けている感じは雑なプレーは一切なく、なんなら積極的に前に出てボールを捕るようなプレーをしていました。 僕は、監督は、前に出て片手で捕るプレーのことを指摘していると思い、『雑なプレーというのは人それぞれ違うからアウトに出来ているならいいと思うよ』としかアドバイス出来ませんでした。

試合が始まり、その選手はセカンドを守っていました。 試合序盤の先頭バッターのノックでは受けないような鋭い打球がその選手の少し右にとびました。打球が鋭かったので、正面に入り最悪でも前に落とせば、バッターをアウトにできる打球だったのですが、セカンドを守っていた選手は、片手で勘で捕るようなボールの捕り方をして、結果後ろにそらしてしまいエラーをしてしまいました。

勘で捕るようなボールの捕り方…雑な捕り方ですよね。ここで初めて僕は、合同練習の時に言っていた雑なプレーの正体が分かりました。

指導者は分かっていると思っていても、選手は分かっていないこんなケースは多くあると思います。指導者側からしたら、また同じミスをしていると頭を悩ませるかもしれません。でも、選手側はどこの部分を言われているのか分からないから対策が出来ません。こんなことでは、選手はなかなか成長しません。

この事態を防ぐためには、具体例を出してあげることや、教えたことを自分の言葉で説明できるか確認することが大切です。

具体例を出すことで、どこがダメなのかはっきりします。今回の例では、『○○回の先頭バッターのセカンドゴロを勘で捕りに行ったよね。あのプレーは雑だったね。打球も早かったし、前に落としても間に合うのだから次は正面に入ろう』と注意をすれば、どこが雑だったのか、なぜ雑ではダメだったのかがはっきりするので、選手も分かりやすいと思います。

もう一つが、説明したあとに自分の言葉で説明させる方法です。自分の言葉で説明するためには、本当に理解しなければ出来ません。逆に、不足している部分があれが、そこを付け加えてもう一度アドバイスをすることが出来ます。自分の言葉で説明することで、言われたときには、分かっているような気がしていても実際は分かっていなくて上手く話せないようなときもあります。責めるような感じではなく、お互いリラックスした状態で行った方が、説明する側は思い出しやすいので、出来るだけリラックスした環境で行ってください。

最後にまとめです。 

・指導者が分かっているニュアンスで話しても選手には伝わっていないまま注意していることが多くある。

対策は、①具体例をだす。②選手に説明させる。

野球ママさんも選手が怒られていた時には、家に帰って晩御飯の時でも、『なんて怒られたの?』ではなく、『どんなプレーでなんて怒られたの?』と聞いてあげてください。なんて怒られたの?だけだと、何がダメだったのか分からない可能性があります。どんなプレーかを聞くことで、何がダメだったのか明確になります。どんなプレーがの部分を意識して話を聞いてあげてください。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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