三ツ星醤油 堀河屋野村 ④ 作り手の想い
ひと通り、醤油作りの工程を聞いてから、
ちょっと気になる事を聞いてみました。
「この麹室の新聞紙は、何のためですか❓」
「あ、これは目張りですね。風が入らないように。なるべく昔のままで使いたいので、補強しながら使っています。」
フ〜、すごい😳
それも当然、と言った感じで、
サラッとすごい事をおっしゃいます。
きっと目張りも
ガムテープや科学的なものの方が簡単なんだろうけど、
新聞紙を、たぶん、お米から作った糊で貼っているんじゃないかしら❓
堀河屋野村さんの蔵では、
三ツ星醤油の仕込みが10〜5月、
それが終わると夏野菜を使った径山寺味噌の仕込みが6〜8月、
その後の9月に赤・白・合わせ味噌を仕込む、という年間スケジュール。
麹室の休む暇はありません。
「火力は薪を使って、麹も手作業。全部、手作りです。」
「仕込む量もこれが目一杯。
だから規模を広げるよりも、この醤油の良さを分かってもらえる人に使ってもらいたい。」と野村さん。
その製品への情熱と愛情が、
一滴だけでも料理の味を引き立ててくれる、
美味しい醤油を作り上げているんだな〜と実感しました🌟🌟🌟
そんな愛情あふれる醤油たちをおみやげに。
名残惜しいですが、
そろそろおいとまする時間です。
ご夫婦でお見送りして下さいました。
記念写真も忘れずに♪
次回は、夏の頃、
径山寺味噌の仕込みの季節におじゃましたいですね。
後ろ髪を引かれる思いで、醤油蔵を後にしました😌
【参考】堀河屋野村WEBページ → 堀河屋のこだわり
<お願い>この記事は2018年1月時点の記録です。蔵見学は、見学隊が事前にご挨拶&アポを取り、特別なご厚意で案内頂いているため一般の蔵見学とは異なります。2021年9月現在、新型コロナウイルスの影響により一般の方々の蔵見学は受け付けていません。オンライン蔵見学『cloud-ship』という新しい取り組みをしていますので、詳しくは堀河屋野村WEBページをご確認ください。