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KengakuCloud導入事例_アイフルホームカンパニー様

2023年4月より、KengakuCloudを全加盟店162店舗にご導入、本格運用を開始するアイフルホームカンパニーを運営する株式会社LIXIL住宅研究所 十塚 朋樹 様に、ご導入いただいた経緯、導入時に実施した加盟店向けの勉強会についてや実際に利用して感じた効果についてお話をお伺いしました。

KengakuCloud(ケンガククラウド)とは

KengakuCloudは見学予約ページの作成をはじめ、住宅会社の集客関連業務の全てをワンストップで完結することができる住宅業界専用のクラウド予約受付・管理システムです。 2023年2月現在で導入企業960社、累計予約数70,000件を突破しています。予約をしていただいた方にのみイベントの詳細なマップを共有できる「予約承認制」やKengakuCloudから自動でFacebookやInstagramへ広告を出すことができる「広告自動運用管理機能」など、集客業務に必要な機能を搭載しています。効率良く”会える”お客様と確実に商談、成約率を上げコスト対効果を最大化=高収益経営を実現します。

アイフルホームとは

1984 年の創業以来、「より良い家を、より多くの人に、より合理的に提供する」との使命を掲げ、お客様の「良い家に住みたい」というご要望にお応えするため、だれもが安心して家を手に入れられる住宅フランチャイズチェーン(FC)システムを開発・導入したパイオニアです。高いコストパフォーマンスと統一品質の実現により、適正価格で高品質な住まいを提供し続け、これまでに17万棟を超えるお客様の住まいづくりをお手伝いさせていただきました。2022年度からは幼い子どもを育てながら働いているママを対象に組織化した「ママアンバサダー」のリアルな声を集約し、子育て世代に寄り添った商品開発をしています。

ー 十塚さん、本日はよろしくお願いいたします!

ー 早速ですが、導入前に御社が抱えておられた課題からお聞かせください

一つは、モデルハウス予約のシステムとイベント予約のシステムがバラバラだったということです。FC加盟店がログインするにしても、メールを受けるにしても、二つのID・パスワードを持って管理しなきゃいけない、もっと言うと他のシステムもあるので、どんどんID・パスワードが増えていくというのが課題としてありました。もう一つはイベント予約の仕組みについて、ビジュアルでしっかり訴求して予約まで誘導してくれるような仕組みではなかったことと、イベント予約のシステムが複雑でFC加盟店からお問合せを何回もいただき1つのイベントを作成する手間と時間がかかっていました。この二つが大きな課題でした。

ー 選定理由と検討プロセスにおいての懸念ポイントを教えてください

一つは、我々の課題を全て解決できるところです。これまで別々だったモデルハウスとイベントの予約を統合できるという部分が見えたことは大きかったです。ビジュアル訴求についても、KengakuCloudでできるのを事前にしっかり確認ができたことで採用に至りました。
懸念ポイントとしてはFC加盟店が使いこなせるか、という部分ですね。システムやツールを導入後、そのまま使われずに終わっていくということが過去にもたくさんあったので。「馴染ませる」ことが重要だと考えていました。システムやツールを採用した際に、使っていただいて活用率を上げていくことがフランチャイズで一番重要であり、一番大変なので、それがうまくできるかどうかの懸念がありました。FC加盟店によってもリテラシーの差や得意不得意がありますし、皆さんに使っていただくにはどうしたらいいかを考えました。

ー 実際に活用するFC加盟店はどのように受け止めていましたか?

慣れているものから新しい事にチャレンジするときは、それだけの負荷がかかるので不満の声はありました。何もない中ではなく、現状業務をしながらですから。システムが複雑化するのではないかとか、イベントをするにしても作業が発生しますし、それを拡散するSNSも更新しないといけないので作業レベルの部分で不満の声はいただきました。また、当時は集客に対する理解も今ほど進んでいませんでした。「集客はFC本部がやる」という意識がありFC本部もFC加盟店も互いに課題があったと考えています。KengakuCloudでは、FC加盟店ごとに自店の地域を考慮したペルソナに合わせたイベントをつくり、求めている層のお客様を集客することが可能だと勉強会を実施して認識を伝えることができました。オリジナルの面白いイベントを開催するFC加盟店も出てきており、システムが馴染んでいる良い事例が生まれていると感じています。

ー システムを「馴染ませる」ためにどのような施策を実施しましたか?

ビス・クリエイションさん考案の「集客の方程式」に則った勉強会を複数回開催したり、FC加盟店にお渡ししている会報誌に使い方を掲載したり、理解していただき使いこなせるようになるための施策を実施しました。FC加盟店が全国に散らばっているのでコミュニケーションの取り方が難しいのですが、オープンチャットで質問できる流れができたのも良かったと思います。最近ではQ&Aだけでなく事例共有など投稿も活発になっています。
FC本部としては成功体験を一つでも多くつくってもらうことによって継続してご利用いただけると考えており、そのための支援として勉強会や素材の提供、お客様向けのキャンペーン企画などでFC加盟店のサポートをしています。まだシステムに慣れずうまくイベントがつくれないFC加盟店でも、予約が入るような後押しをFC本部がサポートすることで、イベントをつくれば予約が入って集客ができると実感していただける仕組みができました。

ー 勉強会の効果や受講者様の声を教えてください

勉強会の実施で理解が深まり、使いこなせるFC加盟店も増え、しっかりと予約が取れる事例も出てきており、喜んでいただいています。まだ使いこなせないFC加盟店が使いこなせているFC加盟店に話を聞きにいくという動きも聞こえてきます。勉強会では集客の方程式の項目をチェックリストにしてFC加盟店の成長を可視化しました。実際に勉強会実施前後で全体のイベント数は17%増、チェックリストを使用してイベントの質まで担保できたFC加盟店では予約数が2.5倍増となっています。

ー 勉強会実施で見えた効果やFC加盟店の行動変容はありますか?

例えば「高気密高断熱」を体感してもらうイベントに「猫がこたつで丸くならない家」というタイトルをつけるFC加盟店がいたり、内容もタイトルもオリジナルのものが増えたりと、見ていて面白いなと感じています。
これまではFC本部がアドバイスをしたり一緒に考えたりしていましたが、次のステップとしてFC加盟店同士どんどん真似をして参考にしたり、本部からアイデアやテンプレートを提供したりしながら全体的な底上げができる仕組みをつくっていきたいと考えています。今後も勉強会や事例共有を継続することで、常にFC加盟店がKengakuCloudを意識して使ってもらえるように日々活動していきます。

ー では実際に感じておられる導入の効果を教えてください

まず、予約数は確実に増えています。これは期待していたことですし、期待通りだなと感じています。出口をKengakuCloudでつくれたので、いろいろな施策をするにしても最後はここに落とすと言い切れるところは強いなと思います。例えばキャンペーンの反動や時期的な問題で集客が落ちたときにFC本部としては「KengakuCloudをしっかりと活用していますか」「イベントをつくっていますか」と明確に言える、KengakuCloudでイベントをつくれば予約は入る、誘導すれば集客ができる、と自信を持って言い切れるのが副次的効果ですね。
FC本部の業務でいえば、まずID管理が楽になりました。何より、イベントをFC加盟店に任せることができるので、ノンコア業務が減った分、コア業務であるイベント考案や仕組みづくり、勉強会など、どう馴染ませて浸透させるかを考えるところに負荷をかけられるようになりました。

ー 導入によって生まれた新たな課題はありますか?

KengakuCloudに限った話ではないですが、こうした新しいツールやシステムの導入はFC加盟店の作業負荷が高まるので、できるだけこの負荷を減らすことがFC本部の取り組むべき課題だと考えています。本来FC加盟店に集中して欲しいのはお客様対応、ご来場のおもてなしから契約までお客様との接点を充実していただきたいです。そこに至るまでのオンライン、オフライン全ての接点はできるだけ本部でカバーをしたいという思いがあります。

ー KengakuCloudを活用して今後取り組んでいきたいことを教えてください

KengakuCloudを出口とした仕組みがしっかりと確立でき、使いこなせるようになったので、FC本部としてはどういう層をどう集客していくかという前の部分について色々なパターンをつくっていきたいです。うまく誘導できれば見学予約という形で戻ってくる、結果に結びつくことがわかっているので色々なチャレンジができると考えています。最終的にはすべてのデータを一元管理できるようにしたいです。最新の情報を、常にリアルタイムで確認・分析できるようにすることがFC本部としての一番大きな仕事だと思います。KengakuCloudにどういう経緯でお客様が入ってきて、どういう経路で役に立てているのか、どんなアプローチがどういう結果になるのか、広告からの誘導でどれくらい入ってくるのか、データを管理・分析することで施策のスピードを上げていきたいです。地域性や季節性も加味しながら「こういうイベントで効果が出ている」「web広告を出そう」など、スピード感を持ってFC加盟店にフィードバックできる体制を構築したいです。

ー それでは最後に御社の今後の展望について教えてください

一人だと挫折したり、諦めたり、サボってしまったりすることがあるかもしれませんが、FC本部だけでなくFC加盟店同士の繋がりもあるので一緒に走っていけるのが弊社の強みだと考えています。FC本部として、ツールやシステムを導入するだけではなく、使いこなしの部分をしっかりとサポートして、集客の流れをつくります。一緒に考えながら、アドバイスをしながら継続して利用できる環境をつくることが役目だと思っています。

ー本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!


LIXIL住宅研究所 アイフルホームカンパニー

会社名:株式会社LIXIL住宅研究所
カンパニー名:アイフルホームカンパニー
代表者: 加嶋 伸彦
事業内容:建設業に対する技術援助、コンサルタントに関する事業、建築に関する研究、研修、広告宣伝の受託、住宅建築材料及び住宅施設機器の販売。建築物の設計、その他


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