バンクシーって誰?展に行ってきた。
ワクチン接種2回目の副反応明けの今日。少し休日の過ごし方の幅を広げようとやっている展示会を見ていたところ目が留まったのが「バンクシーって誰?展」。
正直、バンクシーのイメージはストリートで壁に落書きをする正体不明のアーティスト。ぐらいの認識しかなくて予備知識ないまま足を運んだ。
結論として「めちゃくちゃよかった」ので少し情報・感想をまとめます。
1.開催期間・場所
2021/8/21(土)~2021/12/5(日)
東京 寺田倉庫G1ビル
※私は品川駅から20分くらい歩いていきました。
2.混雑状況
私が行ったのは2021/10/10(日)16:30ごろ
展示場所にいくまでが60分待ちになっていました。
割とスペースを空けて待っているためどこどこ列は進むので待っている感は薄い気がします。
会場を出たのが18:30ごろは5分待ちとなっていたので、土日はチケットの11時、15時入場開始をある程度外していくのがいいかもしれません。
ちなみに音声ガイドは展示場直前で案内があります。
QRコードをスマホで読み込んで自分のスマホで聞けます。たまにスマホを耳に近づけて聞いている人もいたので、音声ガイドを使う人はイヤホンは持参した方がよいです。(専用の機械も借りれるようです)
3.展示の仕方や雰囲気
「それはまるで映画セットのような美術展」
というキャッチコピーそのまんま。まるでストリートにいるようなセットの中にバンクシー作品を再現しています。(もちろん額に入っているような作品もあります)
そのため、まるでイギリスの中に迷い込んだような気分で作品を見ることができます。(アメリカ、パレスチナなどもありますが)
この展示の仕方がかなり雰囲気的によいです。
やはりグラフィティはその場も含めて作品ということなのでしょう。
また、グラフィティの考え方にのっとってなのか、写真もほとんどの場所で撮影可能です。
友達とかといったのであれば迷惑にならない範囲でバンクシーの作品とともに写真をとるのもよいでしょう。
4.感想
「バンクシーって誰?」というテーマの通り、バンクシーはなぜこんな作品を残してきているのか、バンクシーとはどういう人なのか?を辿る展示になっています。
そのため、そういった予備知識がない人がバンクシーを知るのにとてもよい展示だと感じました。
バンクシー弱者の私の感想としては、バンクシーはアーティストというよりは活動家に近いのかな、という印象でした。
LOVE &PEACEを音楽で訴えたジョン・レノンのようにバンクシーはあらゆるメッセージをグラフィティを使うことで表現していることが印象でした。
特に印象深かったのはパレスチナガザ地区に残した子猫の作品。
インターネットの住民は子猫の写真しか見ないものだから、と言いながら彼は子猫を描いたグラフィティの写真を投稿して世界にガザ地区の状況を伝えました。
もちろん、アーティストが世界の状況に心を痛め作品を残すということはよくあることなのですが、現地に赴いて実際に作品を残す、というところがグラフィティアーティストとしての矜持を感じます。
ほかの作品も多くのメッセージをはらんでおり、メッセージを弁論ではなくグラフィティで伝える。そんな彼のイメージがよく伝わる展示でした。
美術展にお邪魔したというより偉人の半生を辿る展示に行ったようでとてもたのしかったです。普段美術展に行かない方にもおすすめできる展示でした。
気になる方は展示が終わる前にぜひ足をお運びください。