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Pixel Athlete
きっかけ
2020年、新型コロナウィルス感染拡大に伴うロックダウンで、オリパラに向けて活動してきたことが全て吹っ飛び、暇だったので勉強がてら始めたNFTとGenerative Art。当時CryptopunkやBAYCのコレクションのようなコレクションが高騰し、高値で取引されるのを目の当たりにし、今後の仮想通貨やNFT、DAO、Web3.0のDecentralizedされた社会の新しい仕組みへのワクワク感と、過渡期特有の有象無象による先行者利益獲得合戦のがっかり感が入り混じっていた。また、NFTアートはコミュニティーツールとして機能している面も大きく、自分には向いていないと感じ、結局ミントはしなかった。最近、作ったものを周りの人に見せたところ比較的好印象であったために、簡単なイベントのデザインやグッズに使って、その売り上げをスポーツ用義足の普及に使おうと思い公開した。
Pixel Athlete
パラアスリートは障害のクラスによって義足や義手を使っている選手がおり、様々な身体を持っている。さらには、髪型、髪・肌・目の色も考慮すると多様なアスリートたちが存在することになる。この多様性をわかりやすく楽しく見ることができる作品を作ろうと思い、Pixel Athleteを考案した。
例えば足。健足や下腿義足、大腿義足など5種類を用意した。同様に義手含む腕を3種、スキンヘッド含む7種、5種のアクセサリ(マスクやメガネなど)をphotoshipで50x50のドット絵を作成した。これに加え、肌の色、目の色、髪の色、靴の色、ウェアの色(上下)も複数用意し、組み合わせによって合計4億種以上がランダムに生成されるコードを作成した。
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以下に900個のpixel athleteを生成した結果を示した。
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これらを使用したデザインはブラジルのJapan Houseの展示や静岡のブレードランニングクリニックでも使用してみた。
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現在これらのデザインを用いたTシャツやトートバッグなどをUTmeで販売中です。売上の中のデザイン費(Tシャツ原価以外全て)をスポーツ用義足の普及に使います。Xiborgやギソクの図書館へサポートしたいという方がいたら、ぜひ購入をお願いします。
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参考資料
こちらやこちらを大いにを参考にした。ソースは要望があれば公開します。