住宅ローンの借り換えで得する3つの条件とは?【シミュレーション必須】
住宅ローンを一度借りたらずっと同じ条件で返し続けなければいけないと思っている人が多いのではないでしょうか?
実は金利の変更や繰り上げ返済など、一度借りたあとに住宅ローンを見直す方法はいくつかあるのです。そのなかでも最も大きい見直しは「住宅ローンの借り換え」です。
住宅ローンの借り換えとはローンを借りている銀行ごと換えてしまうことをいいます。
「そんなことができるの?」「ハウスメーカーや銀行からの信用を失わない?」と思われるかもしれませんが、住宅ローンの借り換えは一般的なことであり、全く問題ございません。また金融機関によっては借り換え専用の住宅ローンをラインナップしているところもあります。
それでは、どうして住宅ローンを借り換えるのでしょうか。借り換えの最大のメリットは「支払う金額を少なくできること」です。
高い金利でローンを借りている人が低金利のローンに借り換えられれば、金利の利息が減り、毎月返済額を軽くできます。
その代わり、借り換えには手間とお金がかかります。おトクになる金額と天秤にかけて、おトクだと思えば、借り換えに踏み切るのがよいでしょう。
また今は超低金利ということもあり変動金利や固定期間選択型から全期間固定金利に切り替えるチャンスでもあります。
切り替えがお得になるかを判断するための3つの条件
①金利差が0.5%以上
②ローンの残高が1千万円以上
③残りの期間が10年以上
この条件に該当する方はシミュレーションを試してみることをお勧めします
同じフラット35でも数年前に契約した場合は借り変えで優位になる場合もあります。
シミュレーションするとき、手数料などを入力して金額を入れる必要がでてきます。
そのうち事務手数料、保証料、団体信用生命保険料は金融機関毎に料金が異なるので、確認しながらシミュレーションを進めてみてください。
【事務手数料】
事務手数料とは、銀行が住宅ローンの申し込みや審査、契約することについての手数料です。事務手数料の相場は、都市銀行や地方銀行などは約3万円程度です。ネット銀行は借入額の2.1%程度のようです。
【保証料】
保証料とは、銀行が保証会社を利用する際に保証会社へ支払うものです。金融機関により金額が異なり、ネット銀行では無料のところもあり、フラット35では保証料は不要です。一方、都市銀行や地方銀行などは保証料を金利に0.2%上乗せしているところがあります。
【団体信用生命保険料】
団体信用生命保険料とは、住宅ローン契約者が死亡もしくは高度障害となったときに、ローンを一括返済する保険です。フラット35では任意勧誘ですが、民間の金融機関では加入を必須としています。
その銀行でほんとうに大丈夫?
ちなみに住宅ローンを組まれているのはあなたの住んでいる地域で有名な地方銀行であったり、テレビでCM が流れている超有名な都市銀行であったりしませんか?
そのような場合は金利の低いネット銀行に切り替えること検討してみると良いでしょう。
また、ここ数年ネット銀行の長期固定住宅ローンが充実してきたことで、フラット35と民間の銀行でも商品性に大きな差はなくなっています。特に「借り換え」に限って言えば、ネット銀行の方が良い商品を投入していると言われています。
「有名だから」「みんなが借りているから」といって、都市銀行、地方銀行、フラット35で借りる時代ではなくなっているのです。
金融機関の人はネット銀行で住宅ローンを組んでる!!
金融機関に勤めている人はみんな勤めている金融機関やグループ会社の銀行で住宅ローンを組んでいると思いますか?
実は金融機関に勤めている人こそネット銀行で住宅ローンを組んでいる方ばかりです。
少なくとも私はネット銀行以外で組んでいる人を見たことはありません理由は金利が高いからです。。。
それでも営業マンは自社の住宅ローン売らないといけない。
住宅ローンに関わらず、保険、投資信託等も似たようなことが起きています。
まとめ
住宅ローンは借り換えが可能。
借り換えには手間とお金がかかるため、シミュレーションしておトクになる金額と天秤にかける。
住宅ローンの切り替え先はネット銀行が良い。