お腹ピーピー物語②〜トイレに行っちゃダメなの?〜
お腹ピーピー物語の続きから、今日は小学生時代の話を書きます。そして、投稿が遅れてしまいました、ごめんなさい。
小学生になっても、僕とお腹との戦いは続きます。毎日学校に行く中、1日のうち3度から4度は急にお腹が痛くなってしまう日々が続いていました。そしてその痛み、僕は波と名付けていますが、いつくるか分からないんです。登校中、授業中、休憩中、下校途中、いつ来るか分からない恐怖に怯えていました。運よく休憩中や、下校途中に来れば、急いで用を足せば良いですし、誰にも迷惑はかけません。ですが、ほとんどの場合1番難易度の高い授業中に来ることがほとんどでした。つまり、1日に何度か先生のお話を止めて、手を高らかに挙げ、「先生!お腹が痛いのでトイレに行ってきます!」と言わなければならなかったんです。しかも、当時僕が通っていた小学校では、目の良い人が後ろの方の席、悪い人が前の席、と決まっていて、僕は両目2.0の視力健康男児でしたので、いつも最後尾の方に座っていました。ということは、大きな声を出さなければならないんです。。1つのクラスに40人ほどいて、1番後ろの方から大きな声でうんちに行きたいです!と発言する児童、、僕も小学生1年、2年生までは良かったんですが。。
3年生、いわゆる中学年になると、少しだけマセてくるんですね。女の子の目線を気にして、できればチヤホヤされたい。可愛い女の子にはカッコ良い男の子でいたい!僕はそう思っていつも行動していました。だからこそ、毎日来るビッグウェーブは、そんな当時の僕にとって耐え難い、恥ずかしいことだったんです。
そこで、対策を取ることにしました。朝早起きして出来るだけ第一波を家の中で鎮めるというものでした。今考えればアホだなあと思う策なんですが、これを高校まで続けたことで、今でも僕は朝早く起きることに何の苦もありませんし、短い睡眠時間でも何日かは通常通りの活動ができる体になってしまいました笑 人間の習慣とは凄まじいものですね。。話を戻すと、朝5時に毎朝起きれば、大体8時前には第一波、12時半ごろに第二波が来ると計算が立った?ので、何の根拠もないその理論で毎日を過ごした記憶があります。ですが、根拠がないので良く崩れて、授業中大きな声を出していました。
さて、ここからが本題で、僕の事をからかってくる子たちが小学校時代たくさんいたんですね。「うんちまん!」とか「ぶりぶり君」みたいな感じで。みんな女の子の評価を得るために、間違った努力をするんです。人の評価を下げてそいつより上に行こうとする。全く本質的ではないその行為に時間をかける子はたくさんいました。僕は気が弱かったので、言い返すこともできず、お調子者を演じていました。ですが、心の中では辛かったのかもしれません。その頃から、僕は人に馬鹿にされてもお喋りで場を和ませる、誤魔化すために、口数の多い子になりました。今となっては、雰囲気に合わせて伝え方や言葉を変えることができる力が身につく要因となりましたが。 その時常に思っていたのは、"なんで、トイレに行くことがダメなんだろう?"って事です。みんな行くのに、人より多い僕だけからかわれて辛い想いをしている。悔しかったですね。ただ僕は弱くて、お調子者のままでした。
僕の味方もいました。幼なじみの女の子です。彼女は、僕気弱な性格だったからか、いつも守ってくれました。彼女とは今でも良き友人として付き合いがありますが、未だに僕の生活を気にかけてくれます。他にも、僕のそんな特性をなんとも思わない友人たちの存在が僕の事を助けてくれていました。高学年になると、からかわれることも少なくなりましたが、自分の特徴なんだと受け入れることができるようになったんです。劇的な自分の中での変化はありませんでしたが、時間が解決してくれたことに加え、いじめに発展したり、辛くならないように助けてくれた友人の存在が大きいと思います。綺麗事かもしれませんが、小学生の学校に行く理由なんて、友達がいるからだと思うんです。彼らのサポートで、トイレに行くことは恥ずかしいことではないし、馬鹿にしてくる人たちの話に耳を貸さないでいられるようになりました。
ここで、何を学んだかというと、自分の体が悪いものでは無いという事、周りの意見より自分のしたいことを尊重することもあるという事を知りました。他の人の意見が主観に基づく意見であれば、気にしない!って考えができるようになったんです。
また、続きの内容がまとまったら書こうと思っています。最後まで読んでくださった方はありがとうございました。
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