イベントは若いもんに学べ
高齢化がかなり進んでいる地域でイベント運営をしていると
「おじさんおばさんが汗水たらして運営するイベント」
に慣れてしまいます。
そんな経験ばかりしている私にとって、昨日開催のイベント
POP SWAG 2024 -Summer-
は言わば
「若い世代が汗水たらして笑顔で歓迎しているイベント」
https://www.instagram.com/popswag.official/
それも、しっかりマネタイズして、将来に夢を馳せ、仲間を募ってイベントを運営している。文化祭レベルじゃなくてガチで。
特にマネタイズやゲスト満足度向上の苦手な地方のおじさんおばさんには、めちゃくちゃ勉強になるイベントでした。
どこらへんが勉強になったかを列記します。
ちゃんと大人のチカラも使う
イベント会場は都内三軒茶屋。小ぶりの雑居ビル2階。改装中の1フロア。イベント会場いわゆる「ハコ」の手配は普通の大人でも難しいので、イベント運営経験のあるけん玉界隈の人のチカラをお借りしているはずです。
というか、先輩にしっかりそういうノウハウを聞いて、実行できるというだけで、本当に素晴らしいと感じてしまいます。
そしてスポンサー募集もきっちりやってる。
過去の私に言い聞かせてやりたいww
告知はInstagramのみ
会場は限られた空間ですから無限にゲストを入れられません。
「本当に参加したい人」を優先して参加させるためには、フィルタリングが必要です。
POP SWAGは告知手段を、けん玉の投稿が最も多いInstagramに限定し、そこから、参加エントリーのGoogleフォーム入力ができるようにしていました。
無料サービスであるGoogleフォームで経費を抑え、ゲストをITリテラシーでフィルタリングすることで、参加したい人がもしフォーム入力の方法がわからなくても、今のご時世調べればわかる。そうやって参加したい熱量も計ることで、運営・ゲスト共に相性が良く、イベント全体の高い満足度にもつながっていると感じました。
地方イベントと比較するのもなんなのですが、行政などが運営するイベントは、とにかく参加者数を成功の指標としています。
しかし、実態は目的もよくわからないイベントが多く、参加ゲストの満足度も低いことが多い印象です。
会場で「イベント運営を手伝いたい」というゲストの声を聞けないのは、イベント趣旨の不明と満足度の低さの証拠だと思っています。
個人的にはPOP SWAGは、めっちゃ手伝いたい(オジサンはすっこんでなさい)。
けん玉界のスター=若者=運営
運営スタッフはTikTokのけん玉動画で有名な「ゆーだま」をはじめ、けん玉ワールドカップ連覇中の「タクヤ」など、女性プロ選手も含めた多くの「第一線選手」が関わっています。
彼らが集まる理由。このイベントの存在意義は
「けん玉」の地位向上
なのだと思います。
イベントの終わりにMC兼運営のHYOくんは
サッカーよりも野球よりも、KENDAMAをメジャーにしたい
という趣旨の言葉を絶叫していました。
海外も含む世界大会で活躍し、国内外けん玉メーカーに所属するプロプレイヤー達の会場での躍動を見ると、みんな
けん玉はこんなもんじゃねぇ
と心で叫んでいる気がして、めちゃくちゃ頼もしく感じたのです。
とにかく楽しそうな空間
前回、KENDAMA DAYの時にも書いたのですが、POP SWAGにも、ゲストも含めた一体感があり、未来へつなぐ意識や全員で楽しむ共通マインドがあって、客もゲストも全員参加型。
そして、何よりそれをカタチにしようとしているのがプロプレイヤー自身であることが素晴らしく、彼ら彼女らの笑顔が本当に素敵でした。
POP GAMEというトリック提示型の対戦けん玉競技を主としつつも、プロ選手の凄技を見にきた人も満足させ、本当に居心地の良い空間になっていました。
負けてらんねえ
POP SWAGからの帰り道、最初のイメージはこれ↑でした。
目的設定も、マネタイズも、スタッフのモチベーションも、会場の空気感も、未来へのビジョンも、私の関わったイベントはどれも負けていると感じます。
POP SWAGは、開催するたびに徐々に会場を大きくしている。
私が関わる地方イベントもそれでいいんじゃないだろうか。とか。
過去の開催歴にこだわり続けてるだけの、モチベーションの低いイベントはどうなんだろう、とか。
いろいろ考えてしまいます。
せっかく若い人たちにパワーをもらったからには、彼らを招待できるようなイベントを開催したい。
まだまだ、負けられません!!ww