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僻地鹿島 2024J1②鹿島アントラーズvsセレッソ大阪

スペクタルな試合。レヴィークルピなら絶対興奮していたはずだし、ここまで点の取り合いになると注目されるのは間違いなし。3点リードされていたのに追いつかれたりPKの取り合いになったり、せっかくゴールが決まったのにルールを正しく守ってPKになったりとツッコミどころが多すぎた。しかしこちらが最後は勝った。いかにも点の取り合いが好きな日本人好みの展開。興奮が収まらないゴール裏の雰囲気は忘れられそうにない。観ていて元気をもらえる試合だったと思う。




あ、これは3月1日フライデーナイトマッチの川崎vs磐田の話ね。等々力でやってた試合。

別に寝返ったわけではなく、金曜日の夜の予定を埋めたくて、他のチームのゴール裏行こうというノリで連れと一緒に等々力へ向かった。チケットが空いていたので磐田ゴール裏へ。
川崎に開幕2連勝されてほしくなかったのもある(笑)
郷に入っては郷に従えということでもちろん磐田の応援を楽しみながら、点が入ったら周りのジュビロサポとハイタッチなんかしたりして、完全に雰囲気に乗っちゃっていたし、後半の乱打戦が白熱したときは僕らは何しにここにいるんだろうと(笑)
ジュビロサポーターの皆さん勝手ながらお邪魔いたしました。

本来は僻地へ向かうために前乗りで関東に来ていただけだったんです。

新丸子のヌードルズキッチンガナーズ



さて本題。

今季のJ1は町田がアクセスしにくいとの噂もあるが鹿島が僻地なことに変わりなし。
鹿島サッカースタジアム、自分は初来場。結果的にあそこはバスか車で行くのがふさわしい場所だったけど、今回は電車移動。
等々力で試合が終わった後、武蔵小杉から千葉経由で成田へ。日付を超えそうな時に着いたけどここまで来たら当日の移動はラクになる。電車で前乗りするならとりあえず千葉県には着いたほうが良さそう。



当日は成田駅でセレサポも鹿島サポも結構見かけた。電車移動の鹿島サポも結構多かった。
成田から鹿島神宮まではなんとか鈍行で行けるけど、その先の鹿島サッカースタジアム駅へは試合がある日の数本しか走らない。よくそれで鹿島臨海鉄道は運営維持できているなと思うが。
ただ余裕を持って鹿島神宮駅までは行けたので、まずは鹿島神宮に参拝。

鹿島神宮からスタジアムへは大通りを辿っていけば着くんだけど徒歩40分超なので、歩く気力と体力がある人かよほどの物好きしか使わない手段。
鹿島へ電車移動でやってきたなら、前もって念入りに臨時バスの確認や帰りの手段の確認をしておかないといけないし
そもそも鹿島=僻地だと知らない友達を気軽に誘って連れて行けるような場所ではないなとは。



行きは徒歩移動のおかけでむちゃくちゃ唐揚げの美味い定食屋を見つけられたけど。鶴心のとは違い、ケンタッキーのクリスピーチキンの超上位互換って感じの、皮が薄いタイプの唐揚げだった。

店内に夢中で唐揚げ撮り忘れる...



今回はイーストゾーン自由席、バックスタンドの1番上層の席を取ったのでスタグルは密輸してもらわずとも行き放題。名物のモツ煮を生ビールと合わせていただく。


こんな僻地でも2万を超えるサポーターが集結して、鹿島を熱心に応援する人ばかりでスタジアムが埋まるんだから、まあ大阪のヨドコウみたいなアクセス利便性最強の街ナカスタジアムとは、まるで世界が違ってた。どっちがいいという話ではなく。


流石Jリーグ1の獲得クラブ数を誇る伝統あるクラブだなと。
周りがこんなに田舎だとは思わなかったけど。
長年J1の上位に居続けたからこその強さに惹かれたサポーターも多い。
"結果こそすべて"を町全体で体現しているクラブだと感じる。ムラ意識が強い分、団結力が強い。


そんな鹿島に怯まず、前半は内容はほぼ完璧な仕上がりを見せたセレッソ大阪。鹿島のゴール裏はこちらの攻撃中はずっと徹底してブーイング。
そんなことも気にせず日本の顔であるマイクを筆頭に堂々と主導権を握って、得意な形で先制点をもぎ取るまでは圧倒していた。
負傷交代で交代枠が削られなければ間違いなくこちらが勝っていたゲームだったはず。


実績あるクラブとはいえここ近年タイトルから遠ざかっている鹿島の強みはお馴染みのショートカウンターだったわけで、
やはりボールホルダーに前を向かせすぎると向こうのリズムになってしまう。
そしてどんな展開でもセットプレーひとつで流れを変えることができる。
一度ボール保持してテンポを落として相手の勢いを殺すことができていただけに、相手の圧力を受けても跳ね返せるようにならないと。進藤も結構長く離脱するみたいだしダンクレーでもいいからパワー系のCBはもう1人2人欲しいよなあ...


セレッソが圧倒して支配しながら、しかし鹿島の底力を跳ね返すまでには至らず結果的にドローで終わったこのゲーム。
見どころはたくさんあって、いつもなら選手たちを称えて次に向かわせたいところなのだが、なんせ僻地鹿島なので帰宅を優先する人が多数。選手への鼓舞はゴール裏に任せてすぐにスタジアムを後へ。
電車は混むからスタジアムから鹿島神宮駅まで早歩きして、ほぼ終電ルートで帰阪。


少し前に広島ビックアーチのナイターゲームに行った時も感じたけどアクセスがあまりに不便だと、帰宅を間に合いたい人、混雑を避けたい人が続出する。
負け試合ならまだしも、試合後の雰囲気を感じずに帰るのは映画のエンドロールを見ないで席を立つのと一緒でなんかもったいないなと個人的には感じるところもあったり。
広島の場合は市街地にスタジアム移転したことでスタジアムで余韻に浸る人も、そのまま市街地の飲食店にお金を落とす人も増えたはず。交通手段も多いので人も分散される。

鹿島も新スタジアムプロジェクトがあるのでどういった結論になるのか楽しみ。
アクセスが改善されるだけでも全然違うのにと他サポとしては思う。
国立でホームゲームやったときも、俺たちのホームは鹿島ですとゴール裏は言い張っていたぐらいなので、慎重に移転を進めないと反発は大きそう。



いつかは行ってみたかったスタジアムなので満足ですが、行ってみないと分からないことはやはり多いなと。
移転する前に行けるチャンスがあるなら行っておきたい。なんせ大阪とは世界が違う。

もちろん勝って帰りたかったけど、次鹿島とあたるのは第37節ホーム最終戦。ここでとにかく優勝を狙える位置にいたうえで鹿島に勝つ。それができたらいいでしょう。
結果を急いではいけない。


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