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独立を目指す理由と経緯

こんにちは。いのてんです。

私は不動産売買の仕事をしながら副業で大家業を営む31歳です。

私は大学生の頃から独立する事を目標の一つとして日々仕事を頑張ってきました。

紆余曲折ありましたが、最近ようやく独立の夢が叶いそうな状況までたどり着く事ができました。

今回は、現在の状況に至る経緯と、これから独立をするために考えていることについてお話をしていきます。

①なぜ独立をしたいのか

私は好きなことで独立することが夢でした。
その夢を持つようになったきっかけは自己分析でした。

私は新卒で入社した設計事務所をわずか1年半で辞めました。辞めた理由はまた別の機会に詳しくお話しますが、端的に言うと理想と現実のギャップでした。今まで設計士になること以外を考えていなかったので、これから何をしたいのかが分からず路頭に迷っていました。その時に藁にもすがる思いで始めたのが自己分析でした。

最初はインターネットで自己分析できるサイトがないかを探しました。その中で質問に答えることで自己分析ができるサイトをいくつか試したものの、ピンと来ませんでした。

次に自己分析関連の本を読み始めました。いくつかの本を読み進めて行く中で、どうやら自己分析とは自分が大切にしている価値観を知ることなんだと気づきました。

自分の大切にしている価値観とはなんなのか。
中々その答えを見つけ出すのは難しく、価値観が宙ぶらりんの状況が続きました。

そんな中、知り合いの紹介でコーチングを仕事としている方とお会いしました。その方に今の悩みを打ち明けたところ、価値観を知るためのコーチングセッションをする事になりました。

そのセッションの中で何度も何度も対話を重ねて行くうちに、徐々にではありますが価値観らしきものが見えてきました。私の価値観は大きく2つの方向性がありました。

1つは自分らしく生きたいと言う欲求。他人との比較ではなく、自分が良いと思ったことをし続ける人生でありたい。この思いが人一倍強い事がわかりました。

もう1つは自立する事です。人は知らず知らずのうちに依存関係を築く生き物です。
家族や友人、会社やお金など依存先になり得るものは世の中にたくさんあります。
そういうものへの過度な依存への脱却が自分の成し遂げたい強い想いでした。

その2つの価値観の方向性をまとめると
「自分らしく自立する」
という言葉になり、とてもしっくりきました。
それが自分にとっての価値観であると認識しました。

「自分らしく自立する」
というのはどんな状態なのかを深く考えて行くと
「自分の好きな事で感謝されること」
だという結論に至りました。

独立をしなければ理想の人生を叶えられないと感じ、将来独立することを決意しました。

②独立を目指したこれまでの経緯

前述のように価値観が見つかり、独立への想いを強くしたタイミングは27歳の時でした。

その時までの自分は、ただガムシャラに目の前の仕事を頑張るだけのサラリーマンでした。
不動産の仕事は面白く、働くこと自体が楽しかったので続けられました。

その甲斐もあってか、26歳で営業成績社内1位を獲得、その数ヶ月後には支店長へ昇進できました。27歳は支店長になって丸一年経過したくらいの時期です。

独立を考えた時、どんな仕事で独立をしようか?という問題にぶつかります。
副業についてググッたり、書籍を読み漁ったり、周りの知人に相談したりしましたが、中々ピンと来る仕事が見つかりません。

その過程でマルチ商法に勧誘されたり、高額のビジネススクールに入会させられたり、様々な出来事がありました。それなりにお金を費やしましたが、これだ!というものは見つかりませんでした。

そんなある日、本業の不動産のお客様で「不動産賃貸業」を営んでいる人と出会いました。その方のお話を聞き「これだ!」と直感しました。

不動産賃貸業はいわゆる「大家さん」のことで、自分が所有している不動産を貸し出して、家賃収入を得るという極めてシンプルなビジネスモデルです。

不動産賃貸業の最も凄いところは、自分の労力をほとんど投入することなく収益が産まれることです。
不動産さえ買ってしまえば、あとは不動産が勝手にお金を稼いでくれます。

これはすごい!そう思ったのでまずは不動産賃貸業についての書籍を読み漁りました。
そこで得た知見を元に実践を繰り返し、結果的にいくつか不動産を購入することができました。

手痛い失敗も何度かありましたが、その都度改善をし続け、3年がかりでなんとか最低限の生活は賃貸業だけで賄えるレベルまで収入を増やすことができました。

このまま不動産賃貸業の規模を拡大し、そのまま独立しても良いと思っていました。

しかし、いざ本気でその未来を考えると心の中にモヤモヤが残りました。

自分が本当に好きな事は不動産賃貸業なのか?
不動産は好きですが、賃貸業は不動産を購入したあとほとんどやる事がありません。

もっと他に好きな事があるのでは?
好きな事を仕事にするのが目的ではないのか?

そう思い、自分の心に本気で向き合って気付いたことは「建築デザインの仕事をしたい」という答えでした。

不動産賃貸業の収入があれば失敗をしても最悪のリスクを回避できると思った時に、自分の本当にやりたい事が見えてたのです。

③独立のために考えていること

前述のように「建築デザインの仕事をしたい」と思ったタイミングは30歳の時でした。

本業では店長として3年間働き、仕事にも慣れた頃でした。プライベートでは結婚をし、妻が妊娠したタイミングでもありました。

仕事に慣れると時間ができます。できた時間を使って「建築デザイン」をどのようにして仕事にしていくかを考えました。

建築デザインの王道は建築家を目指し設計事務所で働く事です。
しかし、設計事務所は著しく給与水準が低く労働時間が長いことを20代前半で体験済みでした。
家族を持った今、生活水準を大きく下げる事はできないのでこの選択肢は考えられませんでした。

どうしたら生活水準を下げずに好きな建築デザインの仕事をできるのか。
それでいて継続的に成果を出し続けられるような仕事はあるのか。
ひたすら思考を巡らせました。

思考を重ねた結果、1つの答えが出ました。
それは自分の得意分野である不動産と建築デザインと掛け合わせる事でした。

本業で行っていた「買取再販」というビジネスモデルがまさにこの掛け合わせにピッタリだと気づいたのです。

買取再販とは中古マンションや中古戸建を自分で買い取り、それを自分でリフォームし、販売して利益を得ると言うビジネスモデルです。

このビジネスモデルなら、不動産のスキルを活かしつつ、好きな建築デザインをリフォームする際に発揮できるので一石二鳥です。

不動産と建築、2つの業界を経験してきた自分だからこそできるビジネスモデルだと感じ、自分の価値観である「自分らしさ」を存分に発揮できそうだと感じました。

進むべき方向が定まったので、あとは次のステップとして何をするかを考えました。
その答えが「転職」でした。

自分がこれからしようとしている「買取再販」というビジネスモデルを既に実践している会社への転職を決めました。

それなりの規模の不動産会社で支店長を勤めていたので、そのキャリアを捨てるのは凄く勿体ないように思えました。周りには反対する人もチラホラいました。

最後まですごく悩みましたが、自分の人生の目的を達成したいという欲が勝りました。
「自分らしい自立」を成し遂げるためには必要なステップだ、と自分の中に腹落ちさせる事ができました。
目的や価値観が明確になっていなければ今回のような決断は出来なかったと思います。

④まとめ

今回は
「独立したい理由」
というテーマでお話ししてきました。

まとめると

独立をしたい理由は
自己分析で判明した自分の価値観である
「自分らしく自立すること」
を深堀りした結果
「自分の好きな事で感謝されること」
だと考えたからで

独立をするために必要な仕事として
「不動産賃貸業」を選び実践。
結果を出したものの、本当に好きな事は
「建築デザイン」だと気づき

自分が過去に経験してきた
不動産と建築のスキルを掛け合わせた
「買取再販」
というビジネスモデルで独立を目指すことにし
転職をして今に至る
というようなお話でした。


自分の人生をの目的を深掘りしていくと、今すべきことや、これからどうなりたいかという欲が湧いてきます。
ここで湧く欲が自分の行動を突き動かすのだと思います。
〇〇してみたい、〇〇みたいになりたい
こんな欲求が出た時は、その欲求に対して素直になる事が重要なのだと思います。


今回は以上です。
今後、より深いお話もできればと思っていますので、よろしくお願いします。

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